LAS2016:お気に入り作品&俳優BEST5【編集部S編】

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『Midnight, Texas』で主役を演じるフランソワ・アルノーは見事お気に入り俳優1位に! 『ボルジア家』の時とはちょっと違う彼の姿が見れます。甘~いマスクなので日本でも人気爆発な予感...

■お気に入り作品BEST5

1.A.P.B.(FOX)
強盗犯罪に巻き込まれた自分を助けに来てくれた親友が犯人に撃たれ亡くなってしまうという経験を経て、ハイテク企業の天才経営者が、自身のエンジニアとしての能力・企業家としての経営手腕を惜しみなく街の治安維持に傾倒していくという設定に引き込まれます。最新のドローン機に自ら改良を加え、警察官用ボディスーツ、車の改造など、持てる才能、エネルギー、資金をつぎ込む本気度がビシッと伝わってくるジャスティン・カークのキレのある演技も◎。

2.Pure Genius(NBCUniversal)
シリコンバレーで若くして成功した天才が設立した病院を舞台に、「治療不可能」と宣告された患者たちを受け入れ、常識にとらわれず困難に立ち向かっていくスタッフの姿を描いた物語。自然と融合した超巨大医療施設が斬新で、登場人物たちの試行錯誤する様子が比較的じっくり描かれているのが新感覚。主人公の精神性の面では『A.P.B.』と同じく、天才が自分の身に起こった運命を本気で変えようと努力したらどうなるのか、という設定が、個人的に好きなのかも。

3.Bull(CBS)
『NCIS』の"トニー"ことアンソニー・ディノッゾ役でお馴染みのマイケル・ウェザリーが心理学者に扮するということで期待が高まるドラマ。"トニー・ロス"に陥ることなく、今度はぜひマイケルのこちらの作品に注目してもらいたいです。彼が演じるDr.ジェイソン・ブルは、実在するアメリカの心理学者Dr. フィル・マッグロウがもとになっているということで、ブルのクライアントとなる裁判での被告人たちと、ブルのチームとの交流も興味深いところ。

4.Secrets and Lies 2(ABC)
ジュリエット・ルイスが鬼刑事に扮し話題となった『Secrets and Lies』のシーズン2。本シーズンでジュリエット演じるアンドレア・コーネル刑事にねちっこく容疑をかけられるのは、『ALMOST HUMAN / オールモスト・ヒューマン』で"人間に近すぎるアンドロイド"のドリアンを演じたマイケル・イーリー。今回は堂々と血の通った人間役です! 突然高層ビルから転落死した妻への殺人容疑が向けられることに。シーズン1と2、合わせて早く日本で放送してほしい~。

5.Time After Time(WB)
古典SF小説「タイムマシン」で有名な小説家H・G・ウェルズが、19世紀のロンドンでタイムマシンを発明していたというお話。しかも友人の外科医が実は切り裂きジャックだった...。現代のニューヨークを舞台に追跡劇が始まるんですが、ウェルズ役のフレディ・ストローマと、切り裂きジャック役のジョシュ・ボウマンが、なかなかかわいらしいので、シリアスだけどコミカル、コミカルだけどシリアス、という絶妙なバランスがちょうどよかったです。

■お気に入り俳優BEST5

1.『Midnight, Texas』主役の霊媒師を演じるフランソワ・アルノー。
魔女、ヴァンパイア、人間が共存するテキサス州の街が舞台のオカルトドラマ。『ボルジア家 愛と欲望の教皇一族』などの出演時とは、また違った彼が観られます。ちょっと『メンタリスト』のパトリック・ジェーンを彷彿とさせるようなところもありますが、こちらは本物のサイキック。祖母から受け継いだ霊能力で、死んだ人の声・姿がみえてしまうことを喜んでもいないし受け止め切れていないわけでもない、そんなクールなサイキック役、非常に楽しみです。

2. 『MacGyver』主人公マクガイバーを演じるルーカス・ティル&彼を支える共演者のジョージ・イーズ(『CSI:科学捜査班』のニック・ストークス役でお馴染み)。
もしもマクガイバー役のルーカス一人だけだったら、ちょっと心細いけど、ジョージがいるおかげで、いい意味で"オジサン&若手"の安定感抜群な鉄板コンビに仕上がる予感。二人の掛け合いに期待したい作品です。

3. 『The Exorcist』マーカス神父役のベン・ダニエルズ&トーマス神父役のアルフォンソ・ヘレラ。
ホラー映画『エクソシスト』の現代版リメイクなわけです。メキシコでの悪魔祓いシーンがまさにそうなのですが、二人ともアメリカ人ではないところもまた一層エキゾチックな雰囲気が漂っていい感じでした。『Law & Order: UK』の検事役のベンが大好きだったので、それを超えて欲しい! です。

4. 『Secrets and Lies 2』エリック役のマイケル・イーリー。
『ALMOST HUMAN/オールモスト・ヒューマン』でアンドロイドの刑事を人間味あふれる形で見事に演じたマイケル・イーリー。今回もその感情表現豊かな演技力で視聴者を引きつけています。果たして彼が無罪なのか有罪なのか、第一話はやはりそこが気になるようにと、しっかり最後まで視聴者を引っ張っていきそうです。

5. 『Frequency』の死んだはず! の父・フランク役を演じたライリー・スミス。
「お父ちゃん、若いなあ...」と最初思っていたのですが、どんどん彼の切迫した状況に情が移っていき、一話終わる頃には「父・娘頑張れー!!」と応援したくなる感じになっていました。ライリーの目がすごく良かったです。

で、最後に...気づいてしまったのですが、全員メンズを選んでしまいました。

※タイトル、クレジットはLAS2016開催時のものです。実際の放送時には異なる場合があります。

Photo:フランソワ・アルノー
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