ジュリア・ロバーツを一躍スターダムに押し上げた映画『プリティ・ウーマン』や、往年のTVコメディシリーズ『ハッピーデイズ』などを監督・製作したゲイリー・マーシャルが逝去した。米TV Lineをはじめとする多くのメディアが報じている。
7月19日(火)、肺炎により息を引き取ったマーシャルは享年81。1960年に米トーク番組『Tonight Starring Jack Paar』の脚本家としてキャリアをスタートさせた彼は、1970年代に入るとニール・サイモンの舞台をドラマ化した『おかしなカップル』や『ハッピーデイズ』を製作。TV業界で成功を収めた後は、『プリティ・ウーマン』をはじめ、『プリティ・ブライド』や『ニューイヤーズ・イブ』といった数多くの映画でメガホンを取り、監督としての業績も残している。またカメラの後ろに回るだけでなく、晩年は『ブラザーズ&シスターズ』や『ER 緊急救命室』といった人気ドラマシリーズに俳優としてゲスト出演していた。
訃報を受け、『ハッピーデイズ』に主演していたヘンリー・ウィンクラーは、「ゲイリー・マーシャル監督、安らかに眠ってください。俳優として一緒に仕事ができたこと、あなたの忠誠心と友情、そして寛大さに感謝しています」と哀悼の意をツイート。マーシャル監督作『プリティ・プリンセス』に主演したアン・ハサウェイは、「ゲイリー・マーシャル監督は永遠に私の心に存在し続けます」との言葉を贈り、『ブラザーズ&シスターズ』で共演したロブ・ロウは、「マーシャル監督は15歳だった僕を起用してくれ、妻が18歳だった時にメイクアップアーティストとしての仕事を与えてくれました。彼は、私たち夫婦や多くの人の人生を変えました」と感謝の意を示している。
ハリウッドで数多くの功績を遺したマーシャル監督の冥福を心よりお祈りしたい。(海外ドラマNAVI)
Photo:ゲイリー・マーシャル監督
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