J・J・エイブラムス、『スター・トレック』アントン・イェルチンの後任は探さない!

先月、映画『スター・トレック』シリーズでロシア人航海士のパヴェル・チェコフを演じたアントン・イェルチンが、リコール対象車で事故死したとの悲報を当サイトでもお伝えした。本シリーズで監督・製作を務めるJ・J・エイブラムスが、彼の後任は探さないと述べていることが分かった。米Varietyが報じている。

エイブラムスは、リブート版で3作にわたりチェコフを演じたアントンについて、「彼の後任を探すつもりはないよ。配役し直すことなんて考えられない。アントンは代えがたい存在だからね」と語っている。また、シリーズ第4弾でチェコフの死について触れるかどうかについては、「考えたことはあるけど、取りかかっている最中だし、まだ早すぎて何とも言えない」と、現段階では断言できないようだ。

そして7月18日(月)には、パラマウント・ピクチャーズとスカイダンス・プロダクションズ、バッド・ロボット・プロダクションズが、シリーズ第4弾を製作することを発表。今作では、クリス・パイン演じるジェームズ・T・カーク船長が、リブート第1弾『スター・トレック』に登場した、父ジョージの偉大な功績にさいなまされる姿が描かれるという。

第1弾でジョージを演じたクリス・ヘムズワースが復帰するほか、クリスとともに、ザッカリー・クイント(スポック役)、サイモン・ペッグ(スコッティ役)、ゾーイ・サルダナ(ウフーラ役)、カール・アーバン(ボーンズ役)、ジョン・チョー(スールー役)の続投も伝えられている。

エイブラムスとバッド・ロボットのリンジー・ウェバーがプロデューサーを務め、製作総指揮を担うのはデヴィッド・エリソン(『ミッション:インポッシブル』シリーズ)とデイナ・ゴールドバーグ(『ターミネーター:新起動/ジェニシス』)。脚本は『スター・トレック BEYOND』を執筆したジョン・D・ペインとパトリック・マッケイが担当する。

アントンがチェコフを演じる最後となった『スター・トレック BEYOND』は、10月21日(金)より全国ロードショー。(海外ドラマNAVI)

Photo:アントン・イェルチン
(C)Izumi Hasegawa/www.HollywoodNewsWire.net