『ブラック・スワン』ミラ・クニス、公共の場での授乳について語る

女優ミラ・クニスは、『ブラック・スワン』『テッド』などのヒット作に恵まれ、プライベートでは2014年9月に俳優で夫のアシュトン・カッチャーとの間に娘ワイアット・イザベルちゃんが誕生、現在は第二子を妊娠中と、公私ともに順調。しかし、一人の女性として悩みを抱えているという。

米Vanity Fairの取材に答えたミラは、「あらゆる女性が望んで下す選択を支持しているわ。でも私自身は、子どものために至るところで授乳しているの」と、母親としての苦労を語り始めた。「レストランや地下鉄、公園、空港、そして飛行機の中でも授乳しなければならないことが何度もあったわ。どうして公共の場でそんなことをしなければならなかったか。それは、他でもない娘のためよ。あの子がおなかを空かせていたから、どこにいようとも私は授乳しなければならないの」

母親として当たり前のことをしているだけだが、人前で授乳することになると厳しい眼差しにさらされる状態に不満を感じているというミラ。「全く性的な意味はないのに、(授乳のために胸を出すと)周りの人が眉をひそめるから、思わず背中が小さくなってしまうわ」と、周囲から批判がましい視線を浴びることに耐えられないようだ。

彼女はそれでも、ワイアットちゃんのため、そしてこれから生まれてくる赤ちゃんのために必要なことは続けていくという。「これは私が自分が選んだことよ。でも、子どものために行動している女性が人々の優しさを感じられないような状況はとても残念だわ。公共の場で授乳する母親を受け止められないほど、この国や私たちの文化では胸というものがあまりにも性的なものとして判断されてしまうのよ」

ミラは、全ての女性が自分のように感じているわけではないと理解しつつも、「状況を理解して、見ないでほしいわ」と切実に訴えている。(海外ドラマNAVI)

Photo:ミラ・クニス
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