『エージェント・カーター』がNetflixで復活しない理由

マーベルのキャラクター、ペギー・カーターを主人公に据えながら、シーズン2で打ち切りとなってしまった米ABCのアクションドラマ『エージェント・カーター』。視聴率の低下が番組終了のきっかけとなった一方、ファンからはNetflixなどで復活を望む声が多く寄せられているが、いまだに実現には至っていない。その理由を英Digital Spyが伝えた。

『THE KILLING』『ブル~ス一家は大暴走!』『デグラッシ』など、Netflixにはこれまでも放送局で打ち切られたドラマシリーズを引き取って続編を制作してきた実績がある。そのため、『エージェント・カーター』のファンは、Netflixか同じくストリーミングサービスを行うAmazonでのシリーズ継続を求め、署名活動を続けてきた。

この件に関してNetflixのコンテンツ部門代表テッド・サランドスは、「我々はNetflix独自のオリジナルシリーズを製作していきたいと考えています。マーベルコミックを原作とする作品もすでに手掛けているものがあるので、それが大きな理由です」と、『エージェント・カーター』の続編製作に踏み込まない理由を明かした。現在Netflixでは、配信中の『デアデビル』『ジェシカ・ジョーンズ』に加え、9月30日から配信が始まる『Luke Cage(原題)』、さらに来年配信予定の『Iron Fist(原題)』『The Defenders(原題)』『The Punisher(原題)』と、6本のマーベル作品を抱える。

サランドスは続けて、「『エージェント・カーター』のプロデューサー陣は契約に関しても複雑な条件を提示しています。ですから、いくら打ち切られた作品とはいえ、続編を製作することは難しいのです。ABCにはマーベル・ユニバースを描いたほかのドラマがあるので、彼らはそちらでカバーできると主張しているのです。残念ですが、クリエイティブなことではなく、ビジネスの面が原因になっています」と、今後ABC側が『エージェント・オブ・シールド』に絡めて展開させていく考えがあることを明かしている。

実際、『エージェント・オブ・シールド』でショーランナーを務めるジェド・ウェドンが、「(『エージェト・カーター』主人公の)ペギーはS.H.I.E.L.D.(国際平和維持組織)の創設者であり、これまでもこれからもエージェントだ。もちろん、こっちに登場する可能性はあるよ」と、インタビューで話していたこともある。

残念ながらファンの要望が叶うのは難しいようだが、別の形で『エージェント・カーター』の仲間を見られる機会が作られることに期待したい。(海外ドラマNAVI)

Photo:『エージェント・カーター』
(C)2016 MARVEL & ABC Studios.