米Starz、英コメディドラマ『ピープ・ショー ボクたち妄想族』をリメイクへ

米Starzが、英Channel 4で2003年から9シーズンにわたり放送された人気コメディシリーズ『ピープ・ショー ボクたち妄想族』のリメイクを進めていることが明らかになった。米Varietyが報じている。

本作は、正反対のタイプで決して親しくはなく、互いを単なる気の合わない同居人と見なしているマーク(デヴィッド・ミッチェル)とジェレミー(ロバート・ウェッブ)という二人の男性の日常生活が、覗き見するようなスタイルで描かれている。本国イギリスでは高い支持を受け、英国アカデミー賞に6度ノミネートされ、2008年にはシチュエーション・コメディ賞、2009年にはデヴィッドがコメディ・パフォーマンス賞を獲得した。

オリジナル版を大ヒットに導いたクリエイターのサム・バインとジェシー・アームストロングは、アメリカ版の企画でコンサルティング・プロデューサーを務めることが決定。ショーランナーの業務は、製作総指揮のイーライ・ジョーン(『Wilfred』)が担うようだ。バインとアームストロングは、「暗くひねくれた二人の男の物語を、とても面白く、そして暗くひねくれているイーライ・ジョーンに引き継ぐことができてほっとしています」と、声明で述べている。

イギリスのコメディをアメリカがリメイクした過去の例としては、『ザ・オフィス』が有名だろう。一見ごく普通の職場だが、デリカシー皆無のボスやちょっと変わった社員がいるオフィスの日常をシニカルに描いた同シリーズを米NBCがリメイクし、9シーズン続く人気作となっていた。(海外ドラマNAVI)

Photo:同じくアメリカでリメイクされた『ザ・オフィス』に主演したスティーヴ・カレル
(C)Kazuki Hirata/www.HollywoodNewsWire.net