『グッド・ワイフ』マシュー・グード、この夏は"一人二役"に挑戦!

『グッド・ワイフ』のフィン・ポルマー役や『ダウントン・アビー』のヘンリー・タルボット役でもおなじみの英国俳優マシュー・グード。人気急上昇中の彼が今夏、正反対の役柄を演じ分けている作品が日本に上陸する。

前述の人気ドラマのほかには、『ウォッチメン』『シングルマン』『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』といった数々の話題作でも幅広い役柄を演じてきたマシューだが、この夏は二つの作品でその演技力を披露している。1本目は、9月1日(木)公開の映画『セルフレス/覚醒した記憶』。大富豪の老人ダミアンが末期がんで余命わずかとなり、培養された若い肉体に記憶を転送させる"脱皮"という技術によって生き永らえることに成功。しかし実は新しい肉体は特殊部隊の兵士のものだったため、事件に巻き込まれていくというSFアクションだ。マシューは"脱皮"技術を確立させたフェニックス社の天才科学者で、研究のためならどんなタブーでも犯すマッドサイエンティストのオルブライトを演じている。

そして2本目は、8月22日(月)より4夜連続でCS放送ヒストリーチャンネル 日本・世界の歴史&エンタメにて放送される『ROOTS/ルーツ』(2016年版)。伝説的なTVシリーズと言われる1977年の『ROOTS/ルーツ』をよりリアルに、歴史に忠実に描いたリメイク作だ。18世紀半ば、黒人奴隷のクンタ・キンテが圧倒的な絶望の中でも不屈の魂で立ち上がり続ける姿を描いた同作で、マシューはクンタ・キンテが仕える農園主の弟を演じている。兄よりも洗練され、教養豊かでチャーミングなドクターで、奴隷制度は必要だと考えているが彼らを手荒に扱うことには反対、というこの時代の白人としては珍しいキャラクターだ。

『セルフレス/覚醒した記憶』の監督ターセム・シンはマシューについて、「自分の演技を完全にコントロールできる役者だ。手をネクタイに持ってきて、一回動きを止める、その後また動く...みたいな風に決めると、何テイクでも全く同じタイミングで演技ができてしまう役者だ」と褒め称えている。

マッドサイエンティストとチャーミングなドクターというかけ離れた役を見事に演じ分けているマシューを、ぜひ観てみてほしい。

『セルフレス/覚醒した記憶』は9月1日(木)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー。『ROOTS/ルーツ』はヒストリーチャンネル 日本・世界の歴史&エンタメ にて8月22日(月)23:00より4夜連続で日本初放送。(海外ドラマNAVI)

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『セルフレス/覚醒した記憶』 (C)2015 Focus Features LLC, and Shedding Distribution, LLC.
『ROOTS/ルーツ』 (C)2016 A&E Television Networks. All rights reserved.