『デビアスなメイドたち』がシーズン4で終了へ

『デスパレートな妻たち』のクリエイター、マーク・チェリーが手掛け、女優のエヴァ・ロンゴリアが製作陣に名を連ねる米Lifetimeのサスペンス・コメディ『デビアスなメイドたち』。ビバリーヒルズの豪邸で働くセクシーなラテン系メイドたちを主役に、セレブな雇用主たちのスキャンダラスな日常生活を描いた作品だ。先月、製作側であったエヴァ自身がゲスト出演したシーズン4の放送がアメリカで終了したばかりだが、このシーズンをもって終了することが明らかになった。米Deadlineが報じている。

本作は、『デスパレートな妻たち』で大成功を収めたチェリーが、メキシコで人気のテレノベラ(ラテン系ソープドラマ)『Ellas Son La Alegría Del Hogar』をベースに製作。英語圏のテレビ局で主役が全員ラテン系の女優というのは初の試みであった。また、Lifetime局で過去数年間継続されてきた唯一のドラマシリーズだったことが、エミー賞にもノミネートされ、現在高い評価を得ている同局の新シリーズ『Unreal(原題)』の製作にも一役買ったといわれている。しかしながら、シーズン1では200万人いた視聴者も、シーズンを重ねるごとに減少し、最新シーズンでは90万人弱まで落ち込んでいた。

『デビアスなメイドたち』は終了してしまうが、Lifetimeは『GREEK ~ときめき★キャンパスライフ』で製作総指揮を務めたロイド・セーガンとショーン・ピラーによる超常現象もの『Sea Change(原題)』と、シェイクスピアの「夏の夜の夢」を現代風にアレンジしたサイコスリラーシリーズ『A Midsummer"s Nightmare(原題)』の製作を予定している。

『デスパレートな妻たち』のように長く続いてほしいと願っていたファンが多かったはずなので、終了のニュースは残念だが、『Glee/グリー』のナヤ・リヴェラがゲスト出演する『デビアスなメイドたち』シーズン3はDlifeにて10月より放送スタート。(海外ドラマNAVI)

Photo:『デビアスなメイドたち』
(C)ABC studios