リンジー・ローハン、ビデオゲームをめぐる訴訟に敗れる

2014年に自分のイメージを無断に使用されたとして、大人気ビデオゲーム「グランド・セフト・オートV」を製作したRockstar Games社とTake-Two Interactive社を訴えていたリンジー・ローハン。しかし、その裁判に敗訴したことが分かった。米Hollywood Reporterが報じた。

リンジーは、同ゲームに登場するキャラクター"レイシー・ジョナス"が、自身のトレードマークとも言える琥珀色のロングヘアで、服装も彼女が実際に身に着けているものに類似していることを指摘。また、彼女の代表作『ミーン・ガールズ』などを彷彿とさせる描写があるとも主張していた。

しかしニューヨーク州高等裁判所は、今月1日(木)、彼女の主張を退けた。裁判官は、描写はかなり似ていることを認めたものの、ビデオゲームというものは広告や取引に当てはまらず、さらにこのゲームの場合はプレイヤーがどういう形でゲームを進めるかによってその後の展開が大きく変わる仕組みであり、提供されているのはあくまでもフィクションや風刺だとしている。

リンジーが裁判に敗れるのはこれが初めてではない。人気ラッパーのピットブルのヒット曲「Give Me Everything」の歌詞に「リンジー・ローハンみたいに刑務所に入れられちまう」という記述があることから相手を訴え、同曲で得た収益の一部を要求していたが、2013年、これは芸術活動における単なる表現に過ぎず、合衆国憲法修正第1条で保障された権利、表現や宗教の自由に則っているとして却下されていた。(海外ドラマNAVI)

Photo:リンジー・ローハン
(c)Ima Kuroda/www.HollywoodNewsWire.net