英人気ボーイズグループ、ワン・ダイレクション(以下1D)を2015年3月に電撃脱退したゼイン・マリク。その後はソロに転身し、今年3月に初ソロアルバム「Mind of Mine」をリリースした彼が、不安症を理由に再びコンサートをキャンセルしていたことが明らかとなった。
米E!Onlineによると、ゼインは10月7日にドバイの「Autism Rocks Arena」で開催を予定していたコンサートをキャンセル。コンサートプロモーター117liveのウェブサイトには、ゼインからファンに向けて、次のようなメッセージが掲載されている。「ここ3ヵ月間、メジャーなライブでソロパフォーマンスを行うことの不安を乗り越えようと努めてきた。症状は改善してると感じるけれど、10月に予定していたドバイのショーをこなす自信がない。全てのチケット代は返金されるけれど、ファンをがっかりさせて本当に申し訳なく思ってる。もうすぐファンに会えることを願ってるし、僕を支えてくれる世界中のファンに感謝してるよ」と、感謝と謝罪の言葉を発信した。
ゼインは6月にロンドンで開催された、英ラジオ局Capital主催のイベント「Summertime Ball」でのライブも、不安症を理由にキャンセルしている。それまでは1Dのほかのメンバーとステージを分かち合ってきただけに、突然ソロに転身してとてつもないプレッシャーを感じているのかもしれない。
つい先日ゼインが、『LAW & ORDER』シリーズや『シカゴ・ファイア』といったヒット作の仕掛け人ディック・ウルフと、米NBCで架空のボーイズバンドの軌跡を追うドラマシリーズ『Boys(原題)』を製作するニュースをお伝えしたばかり。
一刻も早くゼインが不安症を克服し、ファンとのために素晴らしいライブを見せてくれることを願いたい。(海外ドラマNAVI)
Photo:2014年、1D時代のコンサートでのゼイン・マリク
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