映画『スター・トレック』シリーズのロシア人航海士パーヴェル・チェコフ役で知られるアントン・イェルチンが、今年6月にリコール対象車による事故で27歳の若さで急逝したニュースは、当サイトでもお伝えした通り。彼が主演する映画『グリーンルーム』が9月18日(日)に浅草公会堂で行われる「したまちコメディ映画祭in台東」の「映画秘宝」presents 映画秘宝まつりにて、ジャパンプレミア上映される。
孤独なホームレスの静かなる復讐劇『ブルー・リベンジ』で大きな注目を集めた新鋭ジェレミー・ソルニエの最新作となる本作は、アントンのほか、『新スター・トレック』のピカード艦長役で知られるパトリック・スチュワートも出演と、『スタートレック』好きには夢の共演が実現。
ほかには、『28週後...』のイモージェン・プーツ、『ブル~ス一家は大暴走!』のアリア・ショウカット、『ピーキー・ブラインダーズ』のジョー・コール、『ヴィクター・フランケンシュタイン』のカラム・ターナーなどの若手が参加している。
売れないパンクロックバンドがようやく出演できたライブ会場はなんと、ネオナチの巣窟だった! 運悪く殺人現場を目撃してしまったバンドメンバーたちは、全員命を狙われる羽目に...。圧倒的に不利な状況の中、グリーンルーム(英語で"楽屋"の意)に閉じこもった彼らは、知恵と反骨精神を武器にネオナチ軍団に立ち向かう!
ジャパンプレミア会場では、アントン扮する主人公パットが率いるバンド「The Ain"t Rights(エイント・ライツ)」のオフィシャルTシャツが販売されることも決定した(当日はイベントチケットをお持ちの方のみの限定販売。来年2月の劇場公開時にも販売予定)。劇中でパットが着ているTシャツをモチーフにしたデザインで、忠実に再現されたバンドロゴに加えて、迫力のある番犬たちの群れが描かれている。
ソルニエ監督は本作について、「私のゴールは、観客が耐えられるであろう限界のテンションとバイオレンスを構築し、危機的状況が持つ興奮、パンクロックの力強いエネルギー、そして登場人物たちに感情的な重みを注ぎ込むことです。本作は劇場の暗闇の中で他の観客と一緒に楽しむのがベストな鑑賞法です。ですから、もし観にいらしていただけたら、恐怖という楽しみを満喫してもらいたいです」とコメントしている。
『グリーンルーム』は2017年2月、新宿シネマカリテほか全国順次ロードショー。(海外ドラマNAVI)
Photo:『グリーンルーム』
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