『ワイルド・スピード』シリーズのジャスティン・リン監督と、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』で歴代最高の全米興収を記録したJ・J・エイブラムスが初タッグを組んだ『スター・トレック BEYOND』。同作で様々な惑星の言語を操る外交・通信のエキスパートであるエンタープライズ号の通信士ウフーラを演じているゾーイ・サルダナのコメントが届いた。
ゾーイは実は、同シリーズのほかにも、続編が製作中の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』で全身緑色の一流暗殺者ガモーラを、4本の続編製作が決定した『アバター』シリーズでは全身青色の勇敢なヒロイン・ネイティリを演じるなど、大作SFシリーズに引っ張りだこ。数多くのSF作品に出演する理由について本人は、「SFが大好きなの! 未知のことについて話すのは楽しいし、科学についてしゃべるのも大好き。約10年にわたって数々の素晴らしいSF映画に出演してきたわ。素晴らしい体験だったし、こんな素敵な出演歴になるなんて想像もしてなかった。記念碑的な3つのシリーズに出演できるなんて嬉しいことだけど、きっと地球人を演じるのも楽しいでしょうね(笑)」と、ジョークを交えながらSFの魅力を語っている。
この3つのシリーズの共通点は、「独自で型にはまらない。それにすごく挑戦をしている」ことにあると分析。「だから、かなり複雑で斬新で、手に汗握る物語を描く方法を考えつく製作者たちと働くのが楽しいわ。そんなチームに参加するのが嬉しいの」と、SF映画に参加する醍醐味を明かした。
中でもゾーイにとって『スター・トレック』は幼い頃から特別な作品だったそう。「『スター・トレック』では、自分が手にしているものや、そこにあるものと対峙する際にちょっとした制約があった時、別の見方をしてみよう、となるの。私も"まあ、何かを作ってみよう、どんなものができるか、何が起きるか見てみよう"と考える。そういう発見の過程に参加するのが好きなの」と、同作が自分のアイデアや想像力の幅を広げてくれたことを説明。
また、シリーズ最新作の見どころとして、「今回は襲撃されることもあって、前よりも少し脆いわ。みんなむき出しになるの。アクションやコミカルなシーンも多いけど、同時にドラマも満載で、"彼らは切り抜けられるの? 彼は生きてるの? 彼らはどこ?"といったサスペンスもたくさんあるわ」とポイントが沢山あることをアピールした。「一言ではまとめられないの。私の言いたいことが充分に伝わって、スター・トレックのファンや、新しいファンの人たちが、3作目を観るために劇場まで足を運んで、この素晴らしい冒険の一員になってくれることを願うわ」と語っている。
ゾーイのほか、クリス・パイン、ザッカリー・クイント、サイモン・ペッグ、カール・アーバン、そして今年6月に急逝したアントン・イェルチンも出演。さらに新キャストとして、イドリス・エルバ、ソフィア・ブテラが参加する。『スター・トレック』オリジナルシリーズの放送開始から50周年という記念すべき今年に公開される『スター・トレック BEYOND』は、10月21日(金)より全国ロードショー。(海外ドラマNAVI)
Photo:『スター・トレック BEYOND』
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