クロスオーバーが頻繁に行われている人気のDCドラマ。『レジェンド・オブ・トゥモロー』へと続くストーリーが綴られた、『ARROW / アロー』と『THE FLASH / フラッシュ』のクロスオーバー・エピソードについて紹介したい。
米CWで昨年12月に放送された『THE FLASH』セカンド・シーズン第8話「レジェンド・オブ・トゥデイ」と、『ARROW』フォース・シーズン第8話「レジェンド・オブ・イエスタデイ」は、その後始まる新作『レジェンド・オブ・トゥモロー』に直結する前日譚だった。「～トゥデイ」では、フラッシュの仲間シスコの恋人ケンドラ（シアラ・レネー）の命を狙う凶暴な男が登場する。男は1975年にも姿を目撃されており、彼女を"巫女チェイ＝アラ"と呼んで執拗に襲いかかるが、ケンドラにはまったく心当たりがない。実はこの男こそ、『レジェンド・オブ・トゥモロー』の悪役ヴァンダル・サベッジ。さらに、ケンドラは"クフ"と名乗る、翼を持つ男に出会う。「～トゥデイ」に続けて放送された「～イエスタデイ」では、ケンドラは戦いをきっかけに覚醒し、ホークガールとなって『レジェンド・オブ・トゥモロー』のキャラクターとして登場する、という仕掛け。翼の男はもちろんホークマン（フォーク・ヘンチェル）だ。
一つの話を3つのシリーズで楽しめるのはクロスオーバーの醍醐味。ヒーローたちの物語を前進させながらキャラクターの掘り下げにも成功し、世界観をさらに広げていることが、DCドラマの大ヒットの理由なのだ。
『THE FLASH』にゲストとして登場していたキャプテン・コールド（ウェントワース・ミラー）とヒートウェーブ（ドミニク・パーセル）がレギュラーを務めるなど、DCドラマの系譜を脈々と受け継ぐ『レジェンド・オブ・トゥモロー＜ファースト・シーズン＞』は、10月5日（水）ブルーレイ＆DVDリリース。『ARROW / アロー＜フォース・シーズン＞』と『THE FLASH / フラッシュ＜セカンド・シーズン＞』は好評リリース中。（海外ドラマNAVI）
Photo：（左より）シアラ・レネー、グラント・ガスティン、スティーヴン・アメル
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