米HBO『ウエストワールド』、新作ドラマとして3年ぶりの好調な滑り出し

米HBOで10月2日(日)にスタートしたSFドラマ『ウエストワールド』が、新作ドラマとしては約3年ぶりの好調なスタートを切ったことを、米Varietyなどが報じた。

同日に行われたプレミア放送の、ケーブル/デジタル視聴を合わせた総合視聴者数は330万人。同局の新作ドラマとしては、2014年の『TRUE DETECTIVE/二人の刑事』プレミア放送に匹敵する成績を収めた。また、本放送+同日再放送の視聴成績も、今年6月に1シーズンで打ち切りが決まった『VINYL-ヴァイナル-Sex, Drugs, Rock"n"Roll & NY』プレミア放送(視聴者数140万人)の倍以上となっている。

なお、世界中でヒットしている同局のファンタジードラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』は、シーズン8で完結するため、今後の新作の動向に米ドラマ界の関心が集まっている。第1話のケーブルTV視聴者数を比較すると、『ウエストワールド』は196万人と、『ゲーム・オブ・スローンズ』(222万人)に迫る数値を出しているため、まずまずの滑り出しと言えそうだ。

『ウエストワールド』は、人気作家マイケル・クライトンが1973年に監督・脚本を担当した同名のSFサスペンス映画を元に、J・J・エイブラムス率いる製作会社バッドロボットがプロデュースする10話構成のシリーズ。人間そっくりなアンドロイドが来場者の相手をするアミューズメントパークで、アンドロイドたちが人間に牙をむくというストーリーだ。『パーソン・オブ・インタレスト 犯罪予知ユニット』のジョナサン・ノーランが製作総指揮・脚本・監督を担当する。

出演は、ジェームズ・マースデン(『X-MEN』シリーズ)、アンソニー・ホプキンス(『羊たちの沈黙』)、エド・ハリス(『アポロ13』)、エヴァン・レイチェル・ウッド(『サーティーン あの頃欲しかった愛のこと』)、タンディ・ニュートン(『ブッシュ』)、ジェフリー・ライト(『ハンガー・ゲーム』シリーズ)ほか。日本ではスターチャンネルにて10月13日(木)に初放送される。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ウエストワールド』
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