人気俳優のベネディクト・カンバーバッチが新作映画『The Current War(原題)』で発明王のトーマス・エジソンを演じることは以前お伝えした通り。同作で、エジソンのライバルである発明家ニコラ・テスラを、『X-MEN』シリーズのハンク・マッコイ/ビースト役で知られるニコラス・ホルトが演じることが分かった。米Varietyが報じている。
本作では、1880年代後半にエジソンとライバルであるジョージ・ウェスティングハウス、ニコラ・テスラとの間に起きた電流戦争が描かれる。ウェスティングハウス役はジェイク・ギレンホール(『エベレスト 3D』)。『Glee/グリー』や『アメリカン・ホラー・ストーリー』といった人気TVシリーズを担当してきたアルフォンソ・ゴメス=レホンがメガホンを取る。
テスラは、ラジオや交流電流、無線通信システム、蛍光灯、高周波&高電圧を発生させるテスラコイルなど数々の発明をした人物。一時はエジソンの会社の社員であったが、エジソン勲章の授与対象に選ばれた際には受賞を拒否するなど、彼との間に確執があったことでも知られている。
このテスラを演じることになったニコラスは、ヒュー・グラント主演作『アバウト・ア・ボーイ』の少年マーカス役で一躍注目を集めた。近年は『X-MEN』シリーズや『マッドマックス 怒りのデス・ロード』など大作映画への出演が続き、今最も期待される若手俳優の一人である。
現在、ブラック・ベア・ピクチャーズがこの電流戦争について描く別の映画の制作を進めており、『The Last Days of Night(原題)』というタイトルのこちらの作品には、来月公開される『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の主演エディ・レッドメインがエジソンの弁護士役で出演する。(海外ドラマNAVI)
Photo:ニコラス・ホルト
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