スタンドアップコメディアンのティグ・ノタロ(『トランスペアレント』)が自身の体験をもとに描いた半自伝的ブラックコメディの『ワン・ミシシッピ ~ママの生きた道、ワタシの生きる道~』がシーズン2へ更新されることが決定した。米Varietyなどが伝えている。
Amazonプライム・ビデオで配信中の『ワン・ミシシッピ』は、母親の突然の死をきっかけに故郷のミシシッピへ戻ったティグが直面する継父との微妙な関係、母親の秘密、癌を克服したばかりの彼女自身の人生、自分勝手な恋人との関係など難しいテーマをブラックコメディ調で描いた作品だ。Amazonスタジオのジョー・ルイスは「『ワン・ミシシッピ』のようなコミカルで悲劇的なシリーズを作ることにはリスクがありました。知性と微妙なニュアンスを使いこの番組を作り出せたことはレアなケースです」と、他のシリーズにはない独特な世界観やテーマをうまく映像化したことを讃えている。シーズン2はアメリカ、イギリス、日本などで2017年に配信予定。
今作でフィクション版の彼女自身を演じるティグは、2012年に乳がんを患っていることを自身のコメディショーで公表。闘病生活や乳房切除手術といった深刻な話題をネタにしたことは全米で大きな話題となった。『JUNO/ジュノ』や『ヤング≒アダルト』を手掛けたディアブロ・コディがティグと共に脚本と製作総指揮を務めている。
『ワン・ミシシッピ』シーズン1はAmazonプライム・ビデオで配信中。(海外ドラマNAVI)
Photo:『ワン・ミシシッピ』シーズン1
Amazon Studios