今年5月、"和解しがたい相違"を理由にジョニー・デップに対して離婚を申請し、のちにDVで彼を訴えていたアンバー・ハードが、その体験について語っている。米Varietyなどが報じた。
今月25日(金)にアンバーは、次世代のクリエイティブな女性を支援するマルチメディア、GirlGaze社のために、動画で自分が経験したDVについて胸中を明かした。
「"被害者"という肩書きには、多くの羞恥心が付きまとうのだと思う。DVは、多くの女性が経験しているわ。家庭で起こる時、その女性が愛する人との間で起こっているから難しいのよ。これが見知らぬ他人にされたことなら、それほど複雑ではないもの」と、ジョニーの名前は出さずにコメント。
続けて、「私が信用している数少ない女性や友達の支えがなかったら、人生は大きく違っていたと思う。公の目にさらされる立場でDVを経験した者として、他の女性に、"一人で耐えることはない"と伝えるという変わった機会を与えられたわ。被害者は孤独ではないし、私たちは状況を変えることができる。この問題について、被害者はどう事実を伝えるか責任を持つ必要があるの。それが唯一、ためらわずに人々がDVについて話し合うようになれる方法だからよ」と、アンバーは目に涙を浮かべながら訴えていた。
最後に、「打ち明けることが大切なの。女同士が肩を並べて、自分自身で声を挙げることが最も効果的だわ。沈黙を受け入れてはいけないの」と力強いメッセージを伝えている。
アンバーが離婚を申請してから3ヵ月後、ジョニーが彼女に700万ドル(約7億円)を支払う形で合意に達し、彼女は和解金の全額を慈善団体に寄付する意思を表明していた。(海外ドラマNAVI)
Photo:アンバー・ハード
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