DCコミックスのキャラクター、ジョン・コンスタンティンの悪魔との戦いを描くTVシリーズ『コンスタンティン』で主演を務めたマット・ライアンが、同作の復活の可能性について言及した。英Digital Spyが伝えている。
本作は、DCコミックス「Hellblazer」の登場人物にもとづいて作られる作品で、主人公は悪魔払いの経験を積み、黒魔術にも精通している探偵のジョン・コンスタンティン。悪魔払いの稼業から足を洗おうとしていたジョンは、亡き親友の娘リヴが悪魔に狙われていることを知り、彼女を守ることを決意。リヴには不思議な世界を見る能力があるために、新たな謎の勢力にとって脅威となってしまい、二人はともに旅を続け、世界を恐怖に陥れる悪魔たちと戦うことになる―というストーリーだった。
残念ながらこのドラマは1シーズンで打ち切られてしまったが、マットは同役で米CWの人気ドラマ『ARROW/アロー』のシーズン4にゲスト出演し、チームの困難を救う活躍を披露した。そんなマットに、今後さらなる復活があるかを聞いてみると、「そんな機会がやってくるなら、僕はもう1度ジョンを演じる候補に入るだろうね」と、前向きな気持ちを明かした。
「ドラマが打ち切られると知ったとき、まだやりきっていないことがあると思っていたんだ。僕らはまだスタートさせたばかりで、あのドラマなりのトーンやペースを探しているところだったんだよ。『ARROW』で(ジョンとして)復活できた時とても楽しかったし、アニメ『Justice League Dark(原題)』をやらないかと声をかけてもらえたんだ。この役で違うメディアに登場することができるのは面白かったよ」
「彼は前世紀でもっとも偉大な漫画キャラクターの一人だったんじゃないかと思うんだ。彼を演じることはとても面白いし、ダークでひねくれている印象を与えてしまうこともあるかもしれないけど、同じくらい素晴らしいユーモアも持っているんだ。だから、彼を演じることにはいつだって関心があるよ。彼が他のDCドラマに再登場するという噂があるけど、それは僕も分からない。でも、ジョンのようなキャラクターは、どんな世界にも適合するだろうし、どんな世界でも彼は自分の個性を失わないと思うよ」
映画、ドラマともにアメコミヒーローブームが続いているだけに、いつかマットと共に『コンスタンティン』が復活することを願いたい。(海外ドラマNAVI)
Photo:マット・ライアン
Pacific Coast News/amanaimages