「ジャック・ライアン」ドラマ版、主人公の上司役などが決定

ベストセラー作家トム・クランシーの小説に登場するCIA分析官ジャック・ライアンを主人公にしたドラマ制作がAmazonにて進められていることを当サイトでもお伝えしているが、このほど新たなキャスティングが明らかになった。米Deadlineが報じている。

小説におけるジャック・ライアンは、CIA分析官からスタートしたのち、アメリカ合衆国大統領にまで上り詰めるが、ドラマ版は原作を元にしたオリジナルの物語で、ジャックのキャリアのスタートから描かれる。すでにシリーズ化が決定しており、全10話分の製作が発注されている。主演のジャックはジョン・クラシンスキー(『ザ・オフィス』)、ジャックの恋人キャシー・ミューラー役はアビー・コーニッシュ(映画『リミットレス』)がそれぞれ演じる。製作総指揮を務めるのは、『LOST』の製作総指揮者カールトン・キューズと、『FRINGE/フリンジ』の脚本家グレアム・ローランド。さらに、『トランスフォーマー』シリーズの監督のマイケル・ベイ、『ミュータント・タートルズ』のブラッドリー・フラーとアンドリュー・フォームらも参加する。

このほど新たにこのチームに加わることが決まったのは、『SUITS/スーツ』や『レイ・ドノヴァン・ザ・フィクサー』、『LAW&ORDER ロー&オーダー』など数々のTVシリーズに出演し印象的な役を演じているウェンデル・ピアース。ウェンデルは、ジャックの新しい上司でCIAの作戦本部の役人として成功を収めているジェームズ・グリアーを演じる。このシリーズではメインキャラクターの一人だが、現在ウェンデルは米CBSのコメディ『The Odd Couple(原題)』にレギュラー出演しているため、本作にはゲスト出演となる。

さらに、間違った方向に進んでしまったカリスマ的イスラム活動家スレイマン役でアリ・スリマン(『ローン・サバイバー』)、スレイマンの妻ハニ役でディナ・シェハビが出演する。(海外ドラマNAVI)

Photo:ウェンデル・ピアース
Izumi Hasegawa / HollywoodNewsWire.net