2016~17年の注目ドラマをチラ見せ!<vol.7> 現代アレンジを加えた『オズの魔法使い』の後日談『Emerald City』 

2016~2017年シーズンに始まる注目ドラマの予告編をお届けする連載。7回目の今回は、『オズの魔法使い』の後日談として、ベストセラー小説にもなっている作品のTVシリーズ化『Emerald City』。

(本記事は、同シリーズのネタばれとなる記述、映像を含みますのでご注意ください)

 

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映画『ザ・セル』で名を馳せ、奇抜な映像スタイルで有名なターセム・シン監督がパイロット版を手がけているだけあり、予告編でも一目瞭然なダークさはこの手の映像美が好きな人にはたまらない。奇抜な衣装や壮大な世界観は『ゲーム・オブ・スローンズ』を彷彿とさせる。

カンザスに住むドロシーは、町の病院で看護婦をしている気立てのいい女性。雲行きがやけに怪しくなったある日のこと、竜巻警報の真っ只中に帰宅中だった彼女は間一髪でパトカーに拾われる。そのとき遂に追いついてきた竜巻に警察犬ともども、車ごとさらわれるドロシー。空中を舞って着いた先は、見慣れない景色と黄色いパウダーが散らばった道の続く妙な場所だった。魔女みたいな女性や変わった格好をした男たちから聞いた話を寄せ集めると、どうやら自分はカンザス州にいないばかりか、おとぎの国の果てまで飛ばされてきてしまったようだ。道中出会ったハンサムなワケあり青年ルーカスと地元民からトトと名付けられた警察犬と共にドロシーの大冒険が始まる。

ドロシーを演じるのは、『TRUE DETECTIVE/トゥルー・ディテクティブ』シーズン2に出演していたアドリア・アルホナ。Netflixのアメコミヒーロードラマ『デアデビル』で、ニューヨークの犯罪王ウィルソン・フィスク(別名キングピン)を演じ、強烈な印象を残したヴィンセント・ドノフリオが謎に包まれたエメラルド・シティの指導者を演じる。

デヴィッド・シュルナー(『THE EVENT/イベント』)がショーランナーを務め、ショーン・キャシディ(『アメリカン・ゴシック』『invasion -インベイジョン-』)とともに製作総指揮も務める。

『Emerald City』は2017年1月6日より米NBCにて放送開始予定。

Photo:アドリア・アルホナ
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