『スター・ウォーズ』シリーズ、キャリー・フィッシャーが60歳で死去

『スター・ウォーズ』シリーズのレイア姫で知られる女優のキャリー・フィッシャーが、12月27日(火)にこの世を去った。60歳だった。米Hollywood Reporterなど複数のメディアが報じている。

キャリーは12月23日(金)、ロンドンからロサンゼルスへ向かう旅客機内で心臓発作を起こし、機内で心肺停止の蘇生救急措置を受け、着陸後に近くの病院に救急搬送された。母親のデビー・レイノルズが「キャリーの容態は安定している」というツイートを投稿していたものの、現地時間27日(火)8時55分に死亡が確認された。

キャリーは歌手エディ・フィッシャーと女優デビーの娘として1956年10月21日に誕生。両親はキャリーが2歳の時に離婚し、父はエリザベス・テイラーと再婚。このニュースは当時のタブロイド紙を賑わせた。ビバリーヒルズで育ったキャリーは高校在学中に母親が出演していたミュージカル『アイリーン』でブロードウェイデビュー。1975年に『シャンプー』でスクリーンデビューした2年後に『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』へ出演した。

今回の悲しいニュースには『スター・ウォーズ』の仲間たちをはじめ、多くの映画関係者が追悼のコメントを発表している。ルーク・スカイウォーカーを演じたマーク・ハミルは「かけがえのない家族の一員を失うことほどつらいことはありません。本当に心が痛みます。彼女は僕たちのプリンセスでした」とFacebookに綴った。ハン・ソロ役のハリソン・フォードは「キャリーは唯一無二の存在で、優しくて素晴らしくて面白い人でした。感情豊かで怖いもの知らずでした。キャリーは人生を立派に生き抜きました。お悔やみ申し上げます。寂しくなるよ」と米People誌に声明を発表。ルーカスフィルムの社長キャスリーン・ケネディは「キャリーは世界のレイア姫でしたが、私たち皆にとっての特別な友人でもありました。死ぬほど恋しくなります」とコメントを残している。

映画史にその名を残したキャリー。これからもずっと多くの人に愛されるであろう彼女の冥福を心よりお祈りしたい。(海外ドラマNAVI)

Photo:キャリー・フィッシャー
Megumi Torii / www.HollywoodNewsWire.net