Netflixの話題のオリジナルドラマ『The OA』で、消息不明になってから7年後に突如姿を現すミステリアスなヒロインを演じているブリット・マーリングが、役作りとしてあの大ヒットジブリのヒロインを参考にしていたことを明かした。米Indie Wireが伝えている。
『The OA』は、7年前に姿を消した盲目の女性プレイリー(ブリット)が、ある日橋の上から飛び降り病院に運ばれるというところから物語が始まる。戻ってきた彼女は目が見えるようになっており、両親のもとへ帰される。そして、近所に住む5人の男女たちを集めた彼女は、彼らに自らの体験を語り、共にあるミッションに挑もうとするという、謎に満ちたミステリードラマ。
このミステリアスなヒロインを演じたブリットは、米New York Timesのインタビューの中で、役作りとしてあるジブリキャラクターを手本にしていたことを明かした。「宮崎駿監督が手掛ける女性キャラクターは、どれも新しくて、(設定に)何層にも重ねられたような厚みがあるの。(『もののけ姫』に登場する)山犬の姫であるサンや、タタラ場を治めるエボシは、女性の鮮明な象徴よ。現実世界の女性にはしばしば見られるのに、スクリーンではなかなか描かれることのない、残忍さと複雑さを持っているわ」
他にも、ブリットはブラジル人作家クラリッセ・リスペクトールの「G・Hの受難 家族の絆(原題:The Passion According to G.H)」や、米国のシンガーソングライター、パヒューム・ジーニアスの楽曲「Queen」を参考にしたと語っている。
ブリットが『もののけ姫』を役作りに活かした『The OA』は、Netflixにて配信中。(海外ドラマNAVI)
Photo:『The OA』
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