2016年に惜しまれつつ亡くなった海外スターたち

2016年も残りわずか。この一年、世界中で愛された大物スターと呼ばれる人たちの訃報に関するニュースが多かった気がする。そんな人々を一部ではあるが、改めてふり返ってみよう。

■デヴィッド・ボウイ(1947―2016)
英ロック歌手のデヴィッド・ボウイ。アーティストとしてだけでなく俳優としても活躍し、『地球に落ちて来た男』『戦場のメリークリスマス』『ラビリンス/魔王の迷宮』といった作品で印象的な役を演じた。18ヵ月間ガンと闘ったが69回目の誕生日の2日後に死去。25枚目のアルバムをリリースしたばかりであった。

■アラン・リックマン(1946―2016)
『ハリー・ポッター』シリーズのスネイプ先生役や『ダイ・ハード』のテロリスト役で知られる英国の名優アラン・リックマン。昨年4月には、経済学者で労働党の議員でもあったリマ・ホートンさんと、約50年の交際期間を経て結婚していたが、69歳でガンにより亡くなった。

■プリンス(1958―2016)
ロック音楽に革命をもたらせた存在として伝説的ミュージシャンのプリンス。ミネソタ州にあるスタジオ兼自宅のエレベーター内で倒れているところを発見され、駆け付けた救急隊員によって死亡が確認された。死因は鎮痛剤の過剰摂取だった。享年57。

■ジーン・ワイルダー(1933―2016)
映画『チャーリーとチョコレート工場』のオリジナル版となる『夢のチョコレート工場』でウィリー・ウォンカを演じたコメディ俳優。コネチカット州の自宅で静かに息を引き取った。3年ほどアルツハイマー型認知症を患っており、死因はその合併症だったそうだ。83歳だった。

■ゲイリー・マーシャル(1934―2016)
往年のTVコメディシリーズ『ハッピーデイズ』や『プリティ・ウーマン』『ニューイヤーズ・イブ』といった数多くの作品を監督・製作。晩年は『ブラザーズ&シスターズ』や『ER 緊急救命室』といった人気ドラマシリーズに俳優としてゲスト出演していた。肺炎により息を引き取った。81歳だった。

■アラン・シック(1947―2016)
1980年代半ばから米ABCにて放送されたシットコム『愉快なシーバー家』の父親役で知られる俳優のアラン・シック。息子で歌手のロビン・シックとアイスホッケーをしていた最中に心臓発作を起こし帰らぬ人となった。69歳だった。

■ジョージ・マイケル(1963―2016)
イギリス出身のシンガーソングライターで1980年代に人気を博したワム!のメインボーカルとしても知られるジョージ・マイケル。クリスマスの日、53歳という若さで自宅にて安らかに息を引き取った。

■キャリー・フィッシャー(1956―2016)
『スター・ウォーズ』シリーズのレイア姫で知られる女優のキャリー・フィッシャー。旅客機内で心臓発作を起こし着陸後に救急搬送された。一時は容態が安定したものと思われていたが、発作から4日後、帰らぬ人となった。60歳だった。

彼らの冥福を心より祈りたい。(海外ドラマNAVI)

Photo:アラン・リックマン
(C)Thomas Lau/www.HollywoodNewsWire.net