『ローグ・ワン』ディエゴ・ルナ、メキシコ人観客の反応を綴ったネット投稿に感激!

2016年の年末公開にもかかわらず、累計興行収入は同年の第2位を記録、その後もヒットを続けている映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』。本作で、ジン・アーソ(フェリシティ・ジョーンズ)と共に活躍するキャシアン・アンドーを演じるディエゴ・ルナが、ネットに投稿されたファンの心温まる体験談を読んで感激したことを、米Varietyが伝えた。

この投稿は、マイクロブログサービスTumblrのユーザーが、メキシコ人の父を連れて劇場に足を運んだ時のことを記したもの。「映画に共鳴してくれるかどうか確信は持てなかったけれど、父と同じく強い訛りで話す人が、大ヒット中の映画でヒーローになる姿を見てほしかったんです」と、この女性は述べている。

そして、ディエゴ演じるキャシアンがスクリーンに現れて喋り始めたとたん、女性の父親は驚き、映画を見終えた後も、"訛りがあったのに気づいたかい?""この映画にはたくさんお客さんが入っているのかい?""映画の評判はどうなんだい?"と娘に尋ね、感慨にふけっていたのだとか。

「さらに父は、"なんで彼は訛りを直さなかったんだい?"と訊くので、私はそれがディエゴの方針で、訛りを誇りにしているんだと教えてあげました。すると父はしばらく口をつぐんでから、"彼はメインキャラクターなんだよね"と言うので、"そうよ"と答えました。父はとても嬉しそうでした。帰りのドライブ中も、メキシコの俳優で他に誰がアメリカの映画に出るべきか話していました」と、女性は続けている。

上の投稿を読んだディエゴはさっそくTwitterで、「感激したよ!」というコメントと合わせて紹介。さらに、ディエゴのツイートを受けて、元の投稿主の女性は、新たに父親との会話を収めた動画をYouTubeに投稿している。

『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』に続き、女性を主人公に据え、さらに脇役としてラテン系や中国系などの俳優を配した『ローグ・ワン』。そのキャスティングは功を奏しているようだ。ディエゴ本人もこれまでにVarietyのインタビューで、ダイバーシティ(多様性)が映画においていかに重要かを発言している。(海外ドラマNAVI)

Photo:ディエゴ・ルナ
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