映画『オデッセイ』の原作者、次世代の宇宙飛行士と科学者を描くドラマパイロットを製作

2015年10月にアメリカで公開され、世界中で大ヒットしたSF映画『オデッセイ』(主演マット・デイモン/監督リドリー・スコット)。その原作「火星の人」を執筆したアンディ・ウィアーが、米CBSでドラマパイロットの製作を手がけることになった。米The Wrapなど複数メディアが報じている。

ドラマパイロットのタイトルは、『Mission Control(原題)』。次世代のNASA宇宙飛行士と科学者たちが、私生活と仕事に多忙な中、正確無比を要求される重要なミッションに取り組む内容になるという。

脚本と製作総指揮を担うのはウィアー本人で、さらに、『X-MEN』シリーズや『デッドプール』『オデッセイ』の製作にも携わったサイモン・キンバーグ、やはり『オデッセイ』に参加したアディッティア・スード、そして、『デクスター ~警察官は殺人鬼』のチャールズ・イグリーも、製作総指揮に名を連ねる。

火星に一人残された宇宙飛行士のサバイバルを描いた『オデッセイ』の原作「火星の人」は、もともとはウィアーが自身のウェブサイトで無料公開した小説。読書の要望に応えて電子書籍として販売したところベストセラーになり、その後、紙の書籍としても出版、そして映画化につながったというユニークな経緯を辿っている(翻訳版は早川書房より刊行)。

『Mission Control』はまだパイロット制作の段階であり、シリーズ制作が決まったわけではないが、「火星の人」で高い評価を得たウィアーが、新たに取り組むTVドラマとして注目される。(海外ドラマNAVI)

Photo:映画『オデッセイ』に主演したマット・デイモン
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