Amazon、英国SF作家ニール・ゲイマンの「グッド・オーメンズ」をドラマ化へ

イギリスのベストセラー作家で、アメコミの原作者としても知られるニール・ゲイマン(『LUCIFER/ルシファー』キャラクター創造)とテリー・プラチェットによるファンタジーコメディー「グッド・オーメンズ」がBBCとAmazonによってドラマ化されると英BBCらが報じた。

世界幻想文学大賞にノミネートされた「グッド・オーメンズ」は、ゲイマンの処女作であり、プラチェットとのコラボレーションによるものである。プラチェットは2015年に他界しているが、今回のドラマ化では原作者のゲイマンもショーランナーとして6話全ての制作にも加わる。「30年ほど前、プラチェットと私は、天使と悪魔、それにあの11歳の反キリスト教の男の子や魔女狩り団、そして4人の騎手らにより世紀末を描く最高におもしろい小説を書いたのです。そして皆さんにとても愛される作品となりました。今、何十年もの時を経て、映像化されるのです。制作にはBBC以外考えられません。ただ、テリーが生きていて、これを見ることができていたならば...と思います」とゲイマンは述べている。

同作は、BBCと、故プラチェットが生前企業し、娘のリアンナ・プラチェットが経営陣の一人として参加している独立系プロダクション、Narrativia、そしてThe Blank Corporationとで共同制作され、全世界での配信権をAmazonが持つことになる。

地球に何千年と暮らしているあわてんぼうの悪魔クロウリーが、黙示録に記載されているハルマゲドンを実現するため、この世を滅ぼすと言われる赤ん坊と、外交官一家に生まれた赤ちゃんをすり替える。だが、月日が経ってみるといつの間にかその赤ん坊が消えてしまっていることに気がつく。そして、お人好しの天使とともに、子ども探しのミッションが始まる―という内容だ。

同作は2018年、Amazonプライム・ビデオでの配信と英BBCでの放送を予定している。(海外ドラマNAVI)

Photo:ニール・ゲイマン
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