東映のスーパー戦隊シリーズをベースとして、1990年代に熱狂的なブームを巻き起こした『パワーレンジャー』。ついに今年、総額120億円という圧倒的スケールで復活するリブート版映画に出演するブライアン・クランストン(『ブレイキング・バッド』)が、本作への出演を引き受けた理由について明かした。米Nerdistが伝えている。
IGNのインタビューに応えたブライアンだが、実はTVシリーズ『パワーレンジャー』に登場する悪役の声優を務めていたことがあるのだ。本作の第一印象について「60年代の『バットマン』のような番組だったよな」と思っていたという。その後、彼は今回の映画でメガホンを取ったディーン・イズラライトから連絡があり、「僕らはこの作品をさらに良くして世界に出したいんだ」と説得されたのだという。「それで脚本を読んでみたんだ。子どもたちは本物の子どもらしいし、アスリートのようなわけでもない。全てがうまくいくわけでもないしね。僕はこの作品が(声優を務めた)オリジナルシリーズからの良いブックエンドになるんじゃないかと思ったよ」と、前向きな気持ちで映画に参加したことを明かした。
ちなみに、オリジナルシリーズから本作を手掛けているハイム・サバンはブライアンと35年来の友人で、ブルーレンジャー(オリジナルシリーズではデヴィッド・ヨスト、今作ではRJ・サイラー)の名前"ビリー・クランストン"はブライアンから名付けたという。
本作でブライアンが演じるのは元祖レッドレンジャーで、現在はパワーレンジャーたちの師匠でもあるゾードンという役。新しいレンジャーたちは自分たちの力やレンジャーとしての責務を真剣に考えていないようで、ゾードンはそんな彼らに失望してしまうという。ブライアンは映画を観てくれる人たちもきっとメンターの目線で見てくれるだろうといい、「ほとんどコーチのような感じさ。チームとして成長するために彼らの個性をどうにかしたいと思うはずだよ」と語った。
『パワーレンジャー』は2017年7月15日(土)全国ロードショー。(海外ドラマNAVI)
Photo:ブライアン・クランストン
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