『ラスト サムライ』でメガホンを取ったエドワード・ズウィックと脚本を担当したマーシャル・ハースコヴィッツが、ディスカバリーチャンネルでベトナム戦争をテーマにしたドラマ『The Suck(原題)』を手掛けることが分かった。米Varietyが報じている。
2018年に全10話構成で放送される『The Suck』は、ベトナムの退役軍人で国際環境NGOグリーンピースの前役員だったスティーヴン・マカリスターの未発表の伝記を基に、ベトナム戦争でのアメリカ人の経験を独特で予想もできなかった見方で、ユーモア、悲劇、恐怖を織り交ぜて描き、さらに今までテレビでは伝えられなかった物語にも触れていく。ズウィックは第1話で監督を務める。
ディスカバリーチャンネルをはじめとするグループ会社の代表リッチ・ロス氏は、「私たちはこれまで素晴らしい作品を手掛けてきたエドワードとマーシャルに参加してもらうことができ、本当に幸運だと思います」とコメント。また、製作のライオンズゲート・テレビジョングループの代表ケヴィン・ベッグス氏も、「彼らの類まれなる才能を持ってスティーヴン・マカリスターの伝記をTV化できることを誇りに思います」と、ズウィックとハースコヴィッツに期待を寄せるコメントをした。
ズウィックとハースコヴィッツは前述の『ラスト サムライ』以外にも、1998年の『娼婦ベロニカ』、2000年の『トラフィック』、2001年の『I am Sam アイ・アム・サム』、2006年の『ブラッド・ダイヤモンド』、2008年の『ディファイアンス』、2010年の『ラブ&ドラッグ』、2016年の『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』など多くの映画を共に製作してきた。TVにおいても、1987年~1991年に放送されたロマンスドラマ『ナイス・サーティーズ』や、近年は『HOMELAND』のキャリー・マエィソン役で知られるクレア・デインズ主演で1994年~1995年に放送された『アンジェラ15歳の日々』などを手掛けている。また、昨年から米CMTにて再スタートを切った『Nashville(原題)』の新ショーランナーも務めている。(海外ドラマNAVI)
Photo:エドワード・ズウィック
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