ジェシカ・アルバ、"100%白人ではない"という理由で主役をもらえなかった過去を告白

当サイトでもハリウッドの世界におけるダイバーシティ(多様性)の問題については度々ご紹介しているが、人気女優ジェシカ・アルバも、過去に人種の問題で役を得られなかったことがあったことを告白した。米Hellogiggleが伝えている。

『ダーク・エンジェル』や『シン・シティ』、『ファンタスティック・フォー』などに出演し、日本でも人気の高い米国人女優の一人であるジェシカだが、実は白人の母とメキシコ系アメリカ人の父を持つ。そのため、他のラテン系の女優同様、ハリウッドで地位を確立するためにはそれなりの苦労があったという。

米Popsugarのインタビューに応えたジェシカは、「私の民族性は理解されなかったの。ハリウッドでは、"あなたはラテン系の役を演じるほどラテン色が強くないし、主演を演じるには白人感が弱い。異端な存在になるだろうね"って感じだったのよ」と、当初はそのルーツのためにもらえる役が少なかったことを明かした。

それでも自分自身でそのハードルを超えていったというジェシカ。「自分で自分を卑下することは絶対にしなかったわ。そして、自分のような女の子たちのために、主演女優になろうとより強く決心したのよ」

現在はハリウッドでも確固たる地位を築いたジェシカだが、決して順風満帆な女優人生を歩んできたわけではなかった。ダイバーシティの問題はいまだ根強く残っているが、ジェシカのように力強く乗り越えていってほしい。(海外ドラマNAVI)

Photo:ジェシカ・アルバ
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