オスカー女優のケイト・ウィンスレット(『素晴らしきかな、人生』『タイタニック』)といえば、ハリウッドで最も引っ張りだこな一人であるが、子ども時代は苦労したそうだ。3月22日(水)、イギリスで開催された若者たちの啓発を促進するWE Dayイベントで、いじめに遭っていたことを赤裸々に語った。
米Popsugarによると、ケイトはイベントに集まった若者たちの前で、次のように述べた。「私はいつも自分を他人と比較していました。周りは皆、私のことを、"デブっちょ"と呼びました。演技に興味がある私のことをからかいました。棚に閉じ込められ、鍵をかけられて、笑われたこともありました。私はちっとも可愛くなかったし、皆は私に、"太った女の子の役"でももらえたらすごくラッキーだとも言いました。忘れられません。そして"ケイト、あなたは私たちが求めているタイプとはちょっと違うんだ"と言われるのです。本当に酷いと思いました」
人から見た"完璧"な人間像に自分を無理やり当てはめるのではなく、ネガティブなことはすべて無視し、やりたいことをただ一生懸命することにしたという。
「学校の舞台のオーディションは必ず受けました。良い役はもらえなかったけれど、それで良かったのです。気にしませんでした。ワニの役とか、カカシの役とか、悪い妖精とか。そうそう、踊る蛙という役も演じました。どんな役かは私にとってどうでも良かったのです。私はただ、演じることが好きでした。役の大きさは関係なく、もっと演技が上手になりたいと思っていました。絶対に演技を学び続けようと決心していたのです」
ケイトの他人に左右されない強い心と、自分の道を信じて進み続けた努力が、今日の彼女につながっているということのようだ。(海外ドラマNAVI)
Photo:ケイト・ウィンスレット
(C) Megumi Torii/www.HollywoodNewsWire.net