今ハリウッドで最も旬な二人、ジェニファー・ローレンスとクリス・プラットをダブル主演に迎え、極限状況に置かれた男女の愛と運命を壮大なスケールで描く『パッセンジャー』が24日(金)より全国公開となった。そんな本作が最大級の"吊り橋効果"であり、"デートムービー"であると、鑑賞した人たちの間で話題となっている。演じるジェニファーとクリス、そして監督のモルテン・ティルドゥムもその魅力についてコメントを明かした。
本作は先週末に公開されるや否や、鑑賞した人たちからは「宇宙版タイタニックって感じでデートにお勧めの映画」、「世にも珍しいSFデートムービー」、「一人で行ったけど、最高のデート映画ですよ、コレは」などと、"カップルで観たい映画"という多くの声が上がっている。その理由のひとつが、ハラハラドキドキの展開による"吊り橋効果"だ。吊り橋効果とは、吊り橋の上のような緊張や恐怖を強く感じる場所・状況で、その場で出会った人に恋愛感情を抱きやすくなる心理現象のこと。"宇宙で90年間、たった二人きり"、"地上では出会うはずのない身分違いの見知らぬ男女"、"このまま船内で生涯を終えるかもしれない"など、本作で描かれる極限状況はまさに"吊り橋効果"だらけなのだ。
この映画史上類を見ない"極限状況"を演出したのは、気鋭のティルドゥム監督だ。彼は前作『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』で、国の運命を左右する決断を背負った主人公を見事に描き、その年のアカデミー賞監督賞にノミネートされた。そんな"極限状況を描く天才"の彼は、絶望的な状況で試される男女の愛を"誰かと観て欲しい"と語っている。
「観終わった後"君ならどうする?"とお互いに問いかけて欲しい。本作で最も願っていることは、誰かとそれについて語り合いたい、意見を交換したいと思ってくれることなんだ」と監督は語る。また、オーロラを演じるジェニファーも「大きなトラブルに巻き込まれるという極限状況だからこそ、二人の人間性と愛が試される。決して普通ではない場所であるからこそ、育まれるものがあるのよ」と解説している。さらに、ジムを演じるクリスも「多くの判断を迫られる、他に類のない極限状況のストーリーだと思う。僕は脚本に惚れ込んだんだ。だから"出演します。ただし、一切変更は加えないでください"とお願いしたんだ」と、極限状況に魅せられ出演を決意したとも明かしている。
メガホンを取る監督も、演じる二人も、おススメの極限状況のロマンス。鑑賞後に議論が必至な壮絶な愛と運命を劇場で見逃すな!『パッセンジャー』は24日(金)より大ヒット公開中。(海外ドラマNAVI)
Photo:『パッセンジャー』