Netflix『13の理由』セレーナ・ゴメス、キャストとお揃いで自殺防止のタトゥーを入れる

自殺をテーマに、悩める10代の若者たちを描いた米Netflixのドラマシリーズ『13の理由』で製作総指揮を務める歌手で女優のセレーナ・ゴメスが、キャストとお揃いで自殺防止を意味するセミコロンのタトゥーを入れたことが分かった。米E!Onlineが報じている。

ジェイ・アッシャーの小説をドラマ化した『13の理由』は、自殺を図った高校生ハンナ・ベイカーが、命を絶つ前に友人クレイを含む13人にカセットテープを送っていたが、そのテープには、彼女が自らの命を絶った理由が語られていた...というミステリードラマ。

セレーナは、出演者のアリーシャ・ボー(ジェシカ役)とトミー・ドーフマン(ライアン役)とお揃いのセミコロンのタトゥーを左手首の下側に入れたとのこと。セミコロンのタトゥーは、精神疾患の問題や自殺防止を喚起する時に使われるシンボルで、書き手が終わらせられる文章を終わらせないために使われる記号であるセミコロンには、"これからも続く人生"という意味が込められている。

批評家からも高い評価を得ている本シリーズについて、セレーナがインタビューで次のように語っている。「初めて原作を読んだ時に、ハンナのように感じた気持ちがメッセージになっているの。あれから7年経った今、前以上にハンナに共感しているわ。何歳になっても、この物語の登場人物やメッセージに共感できると思うの」とコメント。

自己免疫疾患の一種であるループス(全身性エリテマトーデス)により併発したパニック発作や鬱の症状に悩まされていたセレーナは、リハビリ施設で療養していたことがあるだけに、主人公ハンナと自分を重ね合わせている部分があるのかもしれない。

そんな彼女が製作総指揮を務める『13の理由』は、Netflixにて配信中。

Photo:セレーナ・ゴメス
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