シリーズ最新作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』が12月15日(金)に公開となるが、今年は伝説の始まりとなった『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』の全米公開から40周年を迎えるアニバーサリー・イヤ。それを記念するイベント「スター・ウォーズ・セレブレーション」がフロリダで開幕した。
13日(水)深夜(日本時間)にスタートしたイベントには、レジェンドたちが大集結。『スター・ウォーズ』シリーズの生みの親ジョージ・ルーカスを囲むように、ハン・ソロを演じたハリソン・フォード、ルーク・スカイウォーカー役のマーク・ハミル、アナキン・スカイウォーカー役のヘイデン・クリステンセンらが次々に登場。まさに歴史的な同窓会が実現し、会場は大きな熱気と興奮に包まれた。
集まった3500人のファンが待ちわびる中、ルーカスが登場すると盛大な"ルーカス・コール"が沸き起こった。シリーズ40周年という節目の年を振り返り「『アメリカン・グラフィティ』のあと職を失いもう次はないと思ったんだ。だけど20世紀FOXがアイデアを通してくれた」と振り返る。さらに「実は当初、12歳の子ども向けに書いたものだったんだ。将来はまだ見えなくて恐ろしいけれど、友情や信頼、正しい行い、ダークサイドを避けることなど、そういったメッセージに溢れているものにしたかったんだ。批評家は厳しい反応だったが、子どもたちが手を伸ばしてくれた顔を見ただけで十分だったよ」と感慨深げに語った。
さらに40周年を祝福し、クワイ・ガン役のリーアム・ニーソンとメイス・ウィンドゥ役のサミュエル・L・ジャクソンからコメント動画が到着。リーアムは「いまカナダのロッキー山脈にいて、ジャー・ジャー・ビンクスがダークサイドに堕ちたという映画を撮っているんだ。フォースとともにあらんことを!」とジョークで会場を笑わせた。そしてアナキン・スカイウォーカー役のヘイデンが登場すると、鳴り止まないほど大きな拍手と歓声が。「ライトセーバーの戦いは子どもの頃の夢が叶ったんだ。でも、ライトセーバーは音が鳴るものだと思っていたから、振ると口が動いてしまう。だから イアン・マクディアミッド(パルパティーン皇帝役)に"効果音は後で入れるから口で言わなくてもいいんだよ"って指摘されたんだ」 と、当時を振り返りお茶目なエピソードを告白。
そして舞台上には『フォースの覚醒』で圧倒的な存在感を示したシリーズの"レジェンド"、マークとハリソンが登場しメンバーが一堂に会すると会場の熱気は最高潮に。マークは「ファンが家族以上にサポートしてくれた。世代を超えてスター・ウォーズが愛されているのを見るのは素晴らしい驚きだし、情熱を感じる」と挨拶。ルーカスはマークを選んだ理由を「たくさんテストしたんだ。大勢の中から2・3人が残ってルークとレイアとハン・ソロの組み合わせで雰囲気を生み出せる人たちを選んだんだよ」と明かした。ハリソンは「ルーカスとは『アメリカン・グラフィティ』で出会い、その後僕は大工の仕事に戻ったんだけど呼び戻してくれた。あのブーツを履かされてから、すごい冒険を経験して いるよ」と40年を振り返る。
そして最後に、昨年亡くなり世界中が悲しみに包まれたレイア役・キャリー・フィッシャーの娘で女優のビリー・ロードが登場。ビリーは「ママは言っていました。私の人生でどこからがキャリーでどこからがレイアだかわからなくなる時があると」と人生をかけてレイアを演じた母を振り返り、レイアの特別映像が上映された。さらにシリーズの音楽を手掛ける作曲家ジョン・ウィリアムズがオーケストラで「レイア姫のテーマ」など3曲を生演奏で披露すると会場は感動に包まれた。ルーカスやマーク、ハリソンらが会場にいた全員で彼女を追悼し、いかに特別な存在であったのかを改めて感じさせる締めくくりとなった。
『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は12月15日(金)全国公開。(海外ドラマNAVI)
Photo:「スター・ウォーズ・セレブレーション」でのヘイデン・クリステンセンとマーク・ハミル
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