ドラマの中では恋人、親友でも...カメラが回っていない時はウマが合わない出演者たち

ドラマの中での役者たちはとても仲が良さそうで、実生活でも"ベストフレンドなんだろうな"なんて想像を、見ている側としてはついついしてしまいますよね。でも時には、実はウマが合わないってこともあるんです。実情を知ってしまうとちょっと悲しいかもしれませんが、今回はそんなウマが合わない人たちの例をご紹介します。

 

【CASE #1】『SATC』のあの二人、お金で友情が壊れちゃった?

『SEX AND THE CITY』といえば、セクシーでお洒落な大親友4人のストーリーですよね。でも、一部の出演者の関係は劇中とは大きく異なっているようです。その人たちとは、キャリー役のサラ・ジェシカ・パーカーと、サマンサ役のキム・キャトラル。

不仲になった原因は、お金。それぞれの出演料が、主人公を演じるサラに比べると他のキャストのものはかなり低く、キムはそのあまりの差に納得がいかなくて、歯車が狂ってしまいました。2004年のドラマ終了後、映画版が2本製作されましたが、その撮影現場でサラとキムが凄まじい喧嘩を繰り返したことはハリウッドでも伝説となっています。

サラは、雑誌Marie Claireのインタビューで、この件について「撮影中にたまに傷つくこともあったわ」と語っています。お金がきっかけで友情が崩れてしまうなんて...悲しいですね。

 

【CASE #2】『Glee』のあの人、あまりの険悪ムードで追放される?

青春ミュージカルドラマ『Glee/グリー』では、高校生の女の子らしい喧嘩や嫉妬の場面もありましたが、実生活でもぶつかり合っている人たちがいました。自分の才能に惚れ込んでいるレイチェル役のリー・ミシェルと、毒舌なサンタナ役のナヤ・リヴェラです。

役柄同様、自身も強い性格の彼女たちは、なかなか意見を合わせることができず、譲り合いも不可能な状態になり、撮影にも支障が出てしまったことで有名。それがきっかけで、ナヤはシーズン5終盤、出番が減ることになったと言われています。

 

【CASE #3】チャーリー・シーンの影口を言ったら即、本人がクビ通達!?

『チャーリー・シーンのハーパー★ボーイズ』の自由奔放なチャーリー役でおなじみのチャーリー・シーン。このハリウッド屈指のお騒がせ俳優とは、共演者だけでなく、プロデューサーもうまくいかず、チャーリーは同作の主演から降ろされてしまいましたよね。

そんな風にクビにされたにもかかわらず、2012年から始まったドラマ『Anger Management(原題)』撮影中もチャーリーは、「主役は俺だ。俺がいないと、この番組は成り立たない」とかなり強気でいたそうで、共演者のセルマ・ブレアが彼の撮影に対する姿勢について難色を示したと知った時には、ブチ切れて彼女をすぐにクビにしました。なんと、スタッフではなくチャーリー自らセルマの携帯に、彼女をクビにしたという文面のメールを送ったそうで、ハリウッドでも話題になりました。

このドラマでの彼の役柄はセラピストですが、実際は彼自身がアンガー・マネージメント(怒りを制御する方法)を学ぶべきかもしれませんね。

 

【CASE #4】『キャッスル』のベストカップル、実生活ではずっと冷戦状態

ミステリー作家と女性刑事がともに事件を解決しながら愛を育んでいく人気ドラマ『キャッスル』。売れっ子作家リチャード役のネイサン・フィリオンと、腕利きの刑事ケイト役のスタナ・カティックは、劇中では事件解明のために力を合わせて抜群のチームワークを発揮しますが、カメラが回っていない時はずっと険悪ムードで、口も利かず無視し合っていたことで有名です。

雑誌Us Weeklyによると、ネイサンとスタナの関係があまりにギスギスしているので、TV局が二人にセラピストに会ってカウンセリングを受けるように勧めたりと大変だったのだとか。キャッスル、ケイトとしての仲の良さとギャップがあり過ぎて、信じられませんよね。

 

【CASE #5】『アグリー・ベティ』で起きた、お騒がせ女優とのトラブル

『アグリー・ベティ』でウマが合わなかったキャストといえば、冴えないルックスだけど真面目で頑張り屋さんのベティ役でおなじみのアメリカ・フェレーラと、数回ゲスト出演したお騒がせ女優リンジー・ローハン。

二人が不仲になったのは、リンジーがアメリカより先に撮影現場に現れることを嫌がり、控え室から出ることをたびたび拒んだことから始まったとされています。しかし、悪いのはリンジーではなく、アメリカの性格が"アグリー"だという説もありました。リンジーの友人が証言するには、「撮影中、アメリカはリンジーが撮影場で恥ずかしい思いをするよう、いろいろな手を仕掛けた」とのこと。

ただ、NEW YORK POST紙は、リンジーの出演が6話分から4話分に減った理由について、彼女の態度が悪かったからだと報道。リンジーは出演のたびに大勢の友達や知り合いを撮影現場に集め、タバコを大量に吸って控え室の壁を塗り直さなければいけないほど汚したといった問題を指摘しています。

真偽のほどは分かりませんが、リンジーの役柄が高校時代に意地悪だったクラスメイトなので、実生活でも二人が不仲だというのはある意味ピッタリですね。

 

【CASE #6】『デス妻』で雑誌の表紙をめぐる女の戦いが勃発

『デスパレートな妻たち』で仲の良い友達を演じていた女優たちの間にも、実はいろいろな問題があったことで有名。スーザン役のテリー・ハッチャーは、誰ともソリが合わず、撮影中以外では単独行動をしていたことを、ガブリエル役のエヴァ・ロンゴリアが明かしました。

テリーと特に合わなかったのが、ブリー役のマーシア・クロス。二人が険悪になったきっかけは、雑誌VANITY FAIRの表紙の撮影でテリーがセンターになったことで、その後のドラマ撮影にも影響が出たと伝説になっています。

いかがでしたか? 共演を通して恋や友情が芽生えたというエピソードを耳にする一方、劇中で仲が良さそうでも、カメラが回っていない時はそうではない出演者は珍しくないと言われています。あまりに不仲だと番組存続に影響する可能性もありますし、好きなドラマのキャストたちにはなんとか仲良くしていてほしいですね。

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『SEX AND THE CITY』 (c)2014 Home Box Office,Ink.All rights reserved.HBO(R) and all related programs are the property of Home Box Office,Inc.
『Glee/グリー』 (c)2009-2010 Fox and its related entities. All rights reserved.
チャーリー・シーン (C) Tom Marcus/www.HollywoodNewsWire.net
『キャッスル』 (c)ABC Studios
リンジー・ローハン (C) Ima Kuroda/www.HollywoodNewsWire.net
『デスパレートな妻たち』 (c)ABC Studios