ジョン・バーンサル、パニッシャーの役を射止めたのは"スパイダーマン"のおかげ!?

マーベル・シネマティック・ユニバースにおいて、スパイダーマン/ピーター・パーカーを演じるトム・ホランド。そして、Netflix&マーベル共同制作のTVドラマで、アンチヒーローのパニッシャー/フランク・キャッスルを演じるジョン・バーンサル。まったく異なるタイプの役柄を演じる二人が、それぞれの役を掴むために助け合っていたことが伝えられた。

米Varietyが伝えたところによると、2015年、アイルランドとベルギーで撮影が行われた新作映画『Pilgrimage(原題)』に参加していたジョンとトムは、それぞれ、Netflixオリジナルドラマ『Marvel デアデビル』シーズン2と、映画『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』のオーディションを受けていた。撮影の合間に二人は、マーベルに送るオーディションテープの収録のために協力し合ったという。

具体的には、スパイダーマンのセリフをトムが読む時に、ジョンはカメラのフレーム外で相手役のセリフを読んだ。そして反対に、オーディション用のセリフをジョンが読む時にも、トムは相手役のセリフを読み、さらにはカメラの前に出て演技をしたという。

当時のことを、ジョンは次のように振り返っている。「マーベルは(オーディション用に)仮のシーンを用意するんだ。俺が読んだのは、鹿の撃ち方を男が少年に説明するシーン。鹿を殺す瞬間を男が描写していたと思う」と話すジョン。

「その場に鹿がいるという想定で、カメラのフレーム外にいる少年に男はこっちに来るよう誘いかけ、一緒に鹿を撃ち殺そうとする内容だった」とジョンは続けている。この少年の役にトムが扮したというわけだ。

オーディションテープの成果が実り、二人は共に役をゲット。トムはこれまでに、映画『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』、そして日本で8月11日(金)公開の新作映画『スパイダーマン:ホームカミング』において、スパイダーマン役として出演。一方ジョンは、Netflixドラマ『Marvel デアデビル』シーズン2と、現在製作中のスピンオフドラマ『The Punisher(原題)』で、パニッシャーを演じている。

スパイダーマンとパニッシャーが映像で出会う可能性は低そうだが、カメラの背後ではこんな意外な助け合いがあったのだ。(海外ドラマNAVI)

Photo:『Marvel デアデビル』シーズン2のイベントより、ジョン・バーンサル
(C)Eric Charbonneau/Netflix