2004年から8シーズンに渡り放送された大人気サスペンス・コメディドラマ『デスパレートな妻たち』(以下、デス妻)。アメリカでの放送が終了してから、既に5年が経つ今作だが、出演していたキャストは今どのような形で活躍しているのだろうか? 一家別にキャストたちの今をご紹介していこう。
今回は、完璧な主婦に見えるブリーだが、問題児の子どもたちや夫婦関係で悩みの多かったバン・デ・カンプ家。
目次
■ブリー・バン・デ・カンプ(マーシア・クロス)
完璧主義で保守的。料理が上手で理想的な妻に見えるが、完璧主義すぎて家族からは反感を買うことも...。問題ばかりを起こす子どもたちに振り回されたり、変な男性に好かれたりと大変な思いをしていたブリーを演じたのはマーシア・クロス。
『デス妻』終了後から少し経った2015年から『クワンティコ/FBIアカデミーの真実』にゲスト出演。ケイレブの母親で上院議員役を演じている。彼女の持つ独特の雰囲気なのか、このような役がよく似合う。
また、現在撮影中の映画『Behind the Curtain of Night(原題)』ではブレンダン・フレイザー(『ハムナプトラ』シリーズ)と共演。役名が「The Boss」となっているのが気になる...。
■レックス・バン・デ・カンプ(スティーヴン・カルプ)
Vote for my husband! O'SHEA rocks a suit!! #stevenculp #sirenrouge #BoschAmazon @BoschAmazon @AmazonVideo pic.twitter.com/Iw3p91r8Jk
— Leslie Stevens (@sirenrouge) July 29, 2016
ブリーの最初の夫レックスを演じていたスティーヴン・カルプ。彼女の潔癖症に嫌気がさし、離婚をしたがっていると思ったら実は秘密の趣味があり...。シリーズ初めの頃はかなり強い印象を残すキャラクターなので、よく覚えているファンも多いだろう。
そんなスティーヴンは多くのTV番組に出演してきた実力派。IMDbの出演作リストを見るとそのクレジット数は115! 『デス妻』のあとにもTV出演を続けており、最近では『殺人を無罪にする方法』、『暴走地区-ZOO-』、『BOSCH/ボッシュ』、『コード・ブラック 生と死の間で』といった人気シリーズにゲスト出演をしている。
■アンドリュー・バン・デ・カンプ(ショーン・パイフロム)
ブリーを散々困らせた息子こと、アンドリューを演じていたのは現在30歳になるショーン・パイフロム。『デス妻』終了後は『リゾーリ&アイルズ』へのゲスト出演をしているものの、1年に一作ほどのペースでの俳優活動にとどまっている。
なお、『デス妻』では同性愛者を演じていたショーンだが、実際にはストレートだそうだ。また、2014年にはフィリップ・シーモア・ホフマンの死を受け、アルコールと薬物依存症であることを告白している。
ちなみに、ダニエル役のジョイ・ローレンは2013年の『ダスト』という映画出演後、女優業はしていない模様だ。
■ジョージ・ウィリアムズ(ロジャー・バート)
Roger Bart and @DarrenCriss chat about their relationship with SPEECH & DEBATE with @BroadwayGirlNYC on @Playbill's digital town hall. pic.twitter.com/Tx5KqZ1TlK
— Speech & Debate (@SpeechFilm) 2017年4月3日
ブリーに想いを寄せるあまり、とんでもない行動を起こしてしまった薬剤師こと、ジョージを演じていたロジャー・バート。80年代からミュージカル俳優として活躍してきた実力派で、トニー賞受賞歴もある。
『デス妻』終了後は、『THE EVENT/イベント』、『ママと恋に落ちるまで』、『グレイス&フランキー』、『帰ってきた!マット・ルブランの元気か~い?ハリウッド!』などにゲスト出演。また、『ラストベガス』や『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』といった映画にも出演している。
■オーソン・ホッジ(カイル・マクラクラン)
今年の夏、復活版の放送も決定している『ツイン・ピークス』で知られるカイル・マクラクランが演じたのはシーズン2後半から登場する歯科医のオーソン・ホッジ。ブリーと意気投合しお付き合いを始めるが、マイクを車で轢いたり、元妻殺しの疑いといった怪しい過去をちらつかせたり、次から次へと謎が出てくる人物であった。
そんなカイルだが、『デス妻』のあとは『ママと恋に落ちるまで』や『エージェント・オブ・シールド』に出演。日本では残念ながら未放送だがオレゴン州ポートランドを舞台にしたコメディシリーズ『Portlandia(原題)』では2011年からぶっとんだ市長として現在も出演を続けており、コミカルな演技を披露している。
■トリップ・ウェストン(スコット・バクラ)
ブリーの3番目の夫トリップ・ウェストンを演じたのは科学者がタイムトラベラーとなって、さまざまな時代で人助けをするコメディドラマ『タイムマシーンにお願い』で知られるスコット・バクラ。
『デス妻』への出演後は、『Looking/ルッキング』、『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』などにゲスト出演。2015年からは、主演を務める『NCIS:ニューオーリンズ』で活躍中。