米AmazonのSFアンソロジーシリーズ、キャストがほぼ確定。ブライアン・クランストンの役柄も明らかに

大ヒットドラマ『ブレイキング・バッド』に主演したブライアン・クランストンの出演・製作による、米Amazonの新作SFアンソロジードラマ『Philip K. Dick"s Electric Dreams(原題)』。そのシーズン1の配役がほぼ固まり、ブライアンの役柄も明らかになったことを、米Deadlineが報じた。

『Philip K. Dick"s Electric Dreams』は、米SF作家フィリップ・K・ディックの予言的な未来像や彼の作品を描くシリーズで、一話完結による10話構成のアンソロジー。ディックは「トータル・リコール」「マイノリティ・リポート」といった作品の多くが映画化されていることでも知られている作家だ。

今回配役が決まったのは、「Safe and Sound」と「Human Is」という2つのエピソード。まず「Safe and Sound」には、モーラ・ティアニー(『ER 緊急救命室』『アフェア 情事の行方』)と、アナリース・バッソ(『はじまりへの旅』)が出演する。小さな町で社交恐怖に陥っている女性(アナリース)は、母親(モーラ)と共に未来的な大都市へと引っ越す。厳重なテロ対策がしかれた都会に初めて身をさらし、恐怖とパラノイアに満ちた学校生活を送っていた女性は、最も予期せぬ場所で、手引きと人との交わりを見出すことになる。

また、「Human Is」には、ブライアンのほか、エシー・デイヴィス(『ミス・フィッシャーの殺人ミステリー』)、リーアム・カニンガム(『ゲーム・オブ・スローンズ』)、ルース・ブラッドリー(『プライミーバル』)が出演。愛なき結婚に苦しむ女性(エシー)は、精神的虐待をする夫(ブライアン)が戦場から戻ってきた時、別人に生まれ変わっていることを悟る。本エピソードは、人間の定義を問いただしたディック作品の真髄に切り込む作品になるということだ。

このほか本シリーズには、リチャード・マッデン(『ゲーム・オブ・スローンズ』)、ララ・パルヴァー(『SHERLOCK/シャーロック』)、スティーヴ・ブシェミ(『ボードウォーク・エンパイア』)、歌手・女優のジャネール・モネイ(『ドリーム』)ほか、豪華なキャストが顔を揃える。米Amazon Primeにおける配信は年内に予定されている。(海外ドラマNAVI)

Photo:ブライアン・クランストン
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