ジェニファー・コネリー、『スノーピアサー』ドラマ・パイロットに出演

ポン・ジュノが監督を務め、クリス・エヴァンス(『キャプテン・アメリカ』)やジョン・ハート(『魔術師マーリン』)、エド・ハリス(『ウエストワールド』)ほかが出演した2014年のSF映画『スノーピアサー』。そのTVドラマ化が米TNTにおいて進行していることは、すでにお伝えしたとおり。同ドラマ・パイロットで、『ビューティフル・マインド』(2001年)でアカデミー助演賞を受賞したジェニファー・コネリーが主要な役を演じることを、米Hollywood Reporterなど複数メディアが報じた。

『スノーピアサー』ドラマ版は、映画と同様、寒冷化によって人類の大半が死滅してから7年後の世界が舞台となる未来スリラー。生存者を乗せて走り続ける巨大列車の中で、激しい階級闘争と不公正な社会のありさま、そして生き残りをかけた政争が描かれる。

ジェニファーが本作で演じるのは、メラニー・キャヴィルというファーストクラスの乗客。車内放送を通じて毎日発表を行う"列車の声"の役目を果たす女性だ。VIPの地位にある者が見下す低い階級の乗客に、メラニーは魅了されているという設定になっており、映画でティルダ・スウィントン(『ドクター・ストレンジ』)が演じたメイソンというキャラクターと、似ているようで異なる人物のようだ。映画を主な活躍の場としてきたジェニファーが、TV作品に出演するのは実に17年ぶりとなる。

なお、同パイロットの主人公レイトン・ウェルを演じるのは、ミュージカル『Hamilton』でトニー賞ミュージカル助演男優賞を受賞したダヴィード・ディグス。さらに、ジェニファーの配役とほぼ同時に、『フランシス・ハ』のミッキー・サムナーの出演も発表された。

パイロットの監督は『ドクター・ストレンジ』のスコット・デリクソン。『ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ』を手掛けたジョシュ・フリードマンがショーランナーを務める。製作総指揮はフリードマン、『アクエリアス 刑事サム・ホディアック』を手掛けたマーティ・アデルスタインとベッキー・クレメンツ、そしてボン監督も名を連ねる。(海外ドラマNAVI)

Photo:ジェニファー・コネリー
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