全世界で大ヒット公開中の『ワンダーウーマン』が8月25日(金)より日本公開となる。ハリウッドではまだまだ女性監督が活躍することが難しいと言われる中、今まで男性監督が作ってきたスーパーヒーロー映画に、女性であるパティ・ジェンキンス監督がなぜ起用されたのか?
製作総指揮を務めたカート・カネモトは「女性の視点でメガホンを取ることで、 ワンダーウーマンがどのような存在であるかを真の意味で伝えることができるのではないかと思いました。つまり、その強さだけでなく、優しさや高潔さといった、ワンダーウーマンの持つメッセージを正しく送ることが何より大切だったのです」と語っており、つまり強さや見栄えのするアクションという点だけに注力するのではなく、ワンダーウーマンが持つ"メッセージ性"を伝えるために、女性ならではの視点が必要だったのである。"世界を救いたい"と強く願うワンダーウーマンだが、彼女の行動にあるメッセージに誰もが共感できるはずだ。
そしてそれは世界中の人々から支持を受け、高い評価を集めている。ハリウッドのスターたちもよろこんでいるようで、アン・ハサウェイ(『マイ・インターン』)は「ハリウッドのみんなが自信を持って、女性中心の映画を作ってもいいんだって思ってもらいたいわ」、『それでも夜は明ける』のルピタ・ニョンゴは「今まで観たことのないようなスーパーヒーロー映画。ガル・ガドット(ワンダーウーマン)が登場すると観客のみんなはスクリーンにくぎ付けになるし、同時に真っ先に近くのコスチュームショップに走ってワンダーウーマンになりたくなる! 完璧な世界観とリアルなストーリーが伝わってくるわ」と大絶賛。
さらに女性だけではなくドウェイン・ジョンソン(『Ballers/ボウラーズ』)も主演のガルに対し「ワンダーウーマンの大ヒット、ファンが作品を見て大喜びしてくれている。若い頃から仲良くしているガルのことが俺は心底嬉しいよ!彼女は素晴らしい」とコメント。このようにハリウッドからも圧倒的な評価を受けた結果、『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』を抜き、女性監督作品で1位のオープニング興収の新記録を達成。ちなみに製作費1億ドル以上の大作を手がけた女性監督もパティが史上初となった。このようにハリウッドの歴史を変えた本作にますます期待が高まるばかりだろう。
『ワンダーウーマン』は、8月25日(金)に3D/2D/IMAXで全国ロードショー。(海外ドラマNAVI)
Photo:『ワンダーウーマン』
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