『スーパーナチュラル』あの女性キャラのスピンオフドラマの計画が!

イケメン兄弟が大活躍する大人気超常現象アクションドラマ『SUPERNATURAL/スーパーナチュラル』(以下『スパナチュ』)。タフで強い貴重な女性キャラ、保安官ジョディ・ミルズ(キム・ローズ)をメインとしたスピンオフドラマの制作が明らかになった。米Deadlineなどが報じている。

『Wayward Sisters(原題)』というタイトルのこのスピンオフは、『スパナチュ』シーズン13のエピソードの一つとして、実質上のパイロット版が放送されるという。ミルズ保安官と中心に、『スパナチュ』での悲劇により孤児になった若い女の子たちが、彼女の保護のもとで訓練を受け、モンスターたちに戦いを挑むというストーリーだ。ウィンチェスターの二人のように血がつながった兄弟ではなく、孤児となった女性たちが姉妹のように繋がり活躍する物語となる。

元祖である『スパナチュ』の脚本家アンドリュー・ダブに、クリエイターのロバート・べレンズ、ロバート・シンガー、そしてフィリップ・スグリッシアが製作を担当する。現時点では、保安官ジョディ・ミルズ以外、本家から出演するキャラクターの名前が挙がってはいないが、孤児であるクレア・ノバック(キャスリン・ニュートン)やアレックス・ジョーンズ(キャサリン・ラムディーン)は、このスピンオフの内容にぴったりだと思われる。また、ジョディのパートナーであるドナ保安官(ブリアナ・バックマスター)も出演の可能性がありそうだ。スピンオフ作品のタイトルである『Wayward Sisters』は、『スパナチュ』のエンディングでかかる米ロックバンドKansasの「Carry on Wayward Son」からとったものだという。

実は『スパナチュ』からのスピンオフはこれが初めてではなく、『Supernatural: Bloodlines(原題)』という作品のパイロット版がシーズン9で放送されていた。シカゴを舞台に新人警官がモンスターの一族の争いに巻き込まれていくという今作は、その後シリーズ化されることはなかったが、当時、米CWのペドウィッツ社長は「すでにクリエイターたちや製作プロダクションには伝えてありますが、次のシーズンも再びスピンオフの製作に挑戦したいと思っています。本家にすでに登場しているキャラクターや世界を使うか、今回のように新たに作り上げるか両面で検討する予定です」と語っていた。女性を中心にした新たなスピンオフ作品に、期待したいところだ。(海外ドラマNAVI)

Photo:『SUPERNATURAL/スーパーナチュラル』
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