『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』ミカエル・ニクヴィスト、56歳で死去

スウェーデン映画『ミレニアム』3部作でジャーナリストのミカエルを演じたミカエル・ニクヴィストが、56歳の若さで死去したことが明らかとなった。米Varietyが報じている。

6月27日(火)に彼の代理人が、「ミカエル・ニクヴィストの家族に代わり、我々が愛し、スウェーデンで最も尊敬されるべき類まれな俳優だったミカエルが、1年にわたる肺癌との闘病の末、家族に見守られるなか息を引き取ったとことを報告します。ミカエルの陽気さと情熱は彼を愛する人々にも広がり、彼の魅力とカリスマ性は抗しがたいものがありました。そして芸術への愛は、彼との仕事を楽しんだ者も感じられるものでした」と声明を発表。

『ミレニアム』シリーズで国際的に知られるようになったミカエルは、『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』で本格的にハリウッドに進出し、トム・クルーズ扮する主役イーサン・ハントに敵対するヘンドリクス役を好演。『コロニア』ではエマ・ワトソンと共演し、キアヌ・リーヴス主演の『ジョン・ウィック』などの作品にも出演して幅広い活躍を見せていた。

また、俳優としてだけでなく、2010年には自叙伝となる「Just After Dreaming」を出版して作家としての才能も発揮。著書には、幼くして養子に出されたミカエルが、30歳になった時に実の両親を見つけ出したエピソードなどが書かれている。

スウェーデンを代表する俳優、ミカエルの冥福を心よりお祈りしたい。(海外ドラマNAVI)

Photo:ミカエル・ニクヴィスト
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