アカデミー賞有力作『ダンケルク』より若手俳優たちの座談会映像が到着!

早くもアカデミー賞の呼び声が高く、9月9日(土)より公開となる映画『ダンケルク』。クリストファー・ノーラン監督(『ダークナイト』『インセプション』)が実際にあった史上最大の救出作戦を描く戦争映画の特別映像が届いた。

映像の冒頭ではノーラン監督が登場。彼は自身初のノンフィクション作品を描くために徹底してリアルにこだわり、1940年に活躍した英の戦闘機スピットファイアを実際に飛ばし、コックピットにIMAX65ミリカメラを固定して撮影に挑む徹底ぶり。特にこだわったのが、絶体絶命の地ダンケルクに赴いた若き兵士たちのキャスティング。「我々が起用したかったのは、当時の兵士のように戦争を感じられる世代だ。そのためには新人発掘が不可欠だった」と語る通り、オーディションで演技経験のほとんどない新人俳優たちが鮮烈デビューを飾った。その一人であるハリー・スタイルズについて、ノーランは「子どもたちからハリーのことは聞かされていたが、詳しくは知らなかった」と告白しつつも、「彼は誠実で、俳優としての資質を持ち、カリスマ性が宿っていた」と語り、『ダークナイト』に故ヒース・レジャーを起用した時と同様に、自分の直感を信じたと語っている。

座談会には、そのハリーのほか、主人公トミー役のフィオン・ホワイトヘッド、救出に向かう民間船に乗り込むピーター役のトム・グリン=カーニー、スピットファイアを駆るパイロット、コリンズ役のジャック・ロウデンが登場。舞台俳優として活躍するジャック以外の3人は本作で映画デビューを果たした。

軍服姿のエキストラが1300人、頭上に戦闘機が飛び、海に駆逐艦という当時を再現した海辺で爆撃も行われたことについて、「取り巻く状況に対する僕らの正直なリアクションだ。空襲など多くのシーンは演技が不要だった」とハリーが語ると、ほかの3人も同調。トムはノーラン監督について「ブラックホールのように人を引き込む」とその壮大な映像を表現し、ハリーは監督の現場主義ぶりを称賛していた。この動画は当サイトの編集部トピックス&動画/突撃レポートに掲載されているのでお見逃しなく!

4人以外のキャストは、トム・ハーディ(『インセプション』)、マーク・ライランス(『ブリッジ・オブ・スパイ』)、ケネス・ブラナー(『オリエント急行殺人事件』)、キリアン・マーフィー(『ピーキー・ブラインダーズ』)など。

ノーランが初めて挑んだ実話は、相手を打ち負かす「戦い」ではなく、生き残りをかけた「撤退」の物語。舞台は1940年、海の町ダンケルク。陸海空から迫りくるドイツ敵軍80万人。浜辺の兵士たちの背後には敵軍が迫り、目前の海中にはUボート、空からは爆撃機が容赦なく襲いかかる。敵軍の総攻撃はいつ始まるか分からない刻一刻と変わる絶体絶命の窮地に、英仏軍40万人による史上最大の救出作戦が決断されるが...。

『ダンケルク』は9月9日(土)全国ロードショー。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ダンケルク』
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