『Glee』を生み出したヒットメーカーのライアン・マーフィーが手掛ける『アメリカン・ホラー・ストーリー』(以下『アメホラ』)。アンソロジーシリーズである本作に、シーズン1から出演を続けているエヴァン・ピーターズが来月スタートするシーズン7で6役を演じ分けることがわかった。
本国で9月5日(火)よりスタートする全11話構成の第7弾『American Horror Story:Cult(原題)』は、カルトの視点から見る2016年のアメリカ大統領選を描いたもの。マーフィーは、「現代社会を描いた今作は、実際に今回の大統領選挙を目の当たりにした人々の注目を集めると思う」と太鼓判を押している。
英Digital Spyが試写でマーフィーにインタビューした際に、『アメホラ』初出演のレナ・ダナム(『GIRLS/ガールズ』)がどのような役を演じるか尋ねたところ、彼はレナの役については詳しく話せないとした上で、代わりにエヴァンの役所について明かしてくれた。
「エヴァンは小さな町のカルトリーダー、カイを演じる。実際に私たちは様々なカルトを調べて描いているよ。その中にはとても有名な人たちもいて、エヴァンはシーズンを通してカイ、チャールズ・マンソン、デビッド・コレシュ、アンディ・ウォーホル、ジム・ジョーンズら6人のカルト指導者を演じることになりそうだ」
マーフィーによれば、カルトが直接的にトランプ現大統領やヒラリー・クリントンに関わっているわけではなく、このドラマではカルトリーダーの力の高まりと、人々がなぜカルトを追うのか、その点を追及していくのだと説明している。
「彼らは本当にどうしようもない。でも、その時の文化の中で人々を突き動かしてしまう何かがあり、"私はチャールズ・マンソンについていくし、彼が言うことなら何でもする"と言わせてしまうんだろう」
『American Horror Story:Cult』は、米FXにて9月5日(火)にプレミア放送。(海外ドラマNAVI)
Photo:エヴァン・ピーターズ
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