【ネタばれ】『ゲーム・オブ・スローンズ』第七章最終話、出演者の心に響いたシーンとは?

番組史上最高の視聴率を収めた『ゲーム・オブ・スローンズ 第七章:氷と炎の歌』の最終話「竜と狼」。同エピソードのある重要なシーンが、現実の出来事と奇妙にシンクロしていたことが明らかになった。米Deadlineが報じている。

(本記事は、『ゲーム・オブ・スローンズ 第七章』最終話のネタばれを含みますのでご注意ください)

ダヴォス・シーワースを演じるリーアム・カニンガムが、米Varietyのインタビューに語ったところによると、撮影中に昨年のアメリカ大統領選でドナルド・トランプが勝利したことが重要なカギとなっているようだ。

シンクロした部分とは、デナーリス・ターガリエンと腹心の部下たちが、北の果てから進軍するホワイト・ウォーカーに立ち向かうため、キングズランディングを治めるサーセイ・ラニスターに対面し、休戦と共闘を持ちかけるシーン。サーセイは休戦の条件として自分に仕えるようにとジョン・スノウに告げるが、ジョンは、自分はすでにデナーリスを女王として仕える身だと言って断ったため、交渉は破談になりかけた。嘘を言えばよかったのに、と責める周囲に向けて、ジョンは「偽りの約束を重ねることで言葉は意味を失う」と断言する。

リーアムはこの場面について、「キット・ハリントン(ジョン役)があのセリフを言うシーンが撮影された日の朝、選挙の結果が発表されたんだ。リハーサルは事前にやってたけど、キットが撮影現場でセリフを言うのはあの時が初めてだったから、やけに強く心に響いたよ。この気持ち、分かってくれるよね」とコメント。

現実味のない政策を打ち出し、前言と矛盾する発言や差別発言を繰り返してきたトランプには、大統領就任後も多数の批判が浴びせられている。上記のシーンの撮影に参加していた出演者やスタッフは、現実の出来事を思わせるジョンの言葉に、ことのほか強い重みを感じていたようだ。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ゲーム・オブ・スローンズ』
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