『スター・ウォーズ エピソード9』コリン・トレヴォロウ監督が降板!後任は...

2019年5月全米公開予定の『スター・ウォーズ エピソード9(仮題)』において監督を務めることになっていたコリン・トレヴォロウが、突如降板することになった。

ルーカスフィルムの声明では、「『スター・ウォーズ エピソード9』について、ルーカスフィルムとコリン・トレヴォロウは、関係を解消することで合意に至りました。コリンは企画段階を通して素晴らしい協力者でしたが、プロジェクトの展望が異なるという結論に関係者全員が至りました。コリンの今後の成功を祈るとともに、映画のさらなる情報は間もなくお伝えします」と述べられている。

『ジュラシック・ワールド』を2015年に大ヒットに導いたことから『エピソード9』監督に起用されたトレヴォロウだが、今夏にアメリカで公開された最新作『The Book of Henry(原題)』は、興行収入は振るわず批評家筋の評判も芳しくなかったため、『エピソード9』の監督を降板するのではないかとの噂が出ていた。

また、米Hollywood Reporterが関係筋の情報として伝えたところによれば、『エピソード9』の企画段階では、共同脚本も手掛けていたトレヴォロウが幾度も改訂を重ね、頭の痛い問題になっていたとのこと。今年8月には、英国の脚本家ジャック・ソーン(『幸せになるための5秒間』)が、新たに脚本に参加することが報じられたばかりだった。さらに、トレヴォロウとルーカスフィルムのキャスリーン・ケネディ社長との仕事上の関係も悪化し、手に負えない状態になっていたという。

『スター・ウォーズ』映画の監督降板・交代は最近目立っており、例えばスピンオフ映画の監督に予定されていたジョシュ・トランク(『クロニクル』『ファンタスティック・フォー』)は、2015年に降板。今年6月には、若き頃のハン・ソロを描く新作映画の撮影がかなり進んだところで、監督のフィル・ロード&クリストファー・ミラーの降板が決まり、ロン・ハワード(『アポロ13』『ビューティフル・マインド』)が後任を務めることになった。また、昨年12月公開の『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(ギャレス・エドワーズ監督)も、監督・脚本家であるトニー・ギルロイのもとで、大幅な追加撮影と仕上げ作業が行われたことが知られている。

なお、トレヴォロワの後任としては、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(エピソード8に相当)の完成が近づいているライアン・ジョンソン監督と、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(エピソード7に相当)の監督を務めたJ・J・エイブラムスが候補に挙がっているということだ。

現在のところ、『エピソード9』の撮影は2018年初頭にスタートし、2019年5月24日(金)に全米で封切られる予定となっている。また、その前作にあたる最新作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は、今年12月15日(金)に公開予定。(海外ドラマNAVI)

Photo:コリン・トレヴォロウ監督
(C)FAM020/FAMOUS