『ゲーム・オブ・スローンズ』前章、5本目の企画を動かす人物が判明

世界中で大ヒットしている大河ファンタジードラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』。そのプリクエル(前章)となる企画が米HBOで複数動いていることは、今年5月にお伝えした通り。先日、これまでに報じられた4人の脚本家に加えて、5人目の名前がついに明らかになった。

米Entertainment Weeklyが報じたところによると、その人物とは、本家ドラマの脚本家の一人で、共同製作総指揮にもクレジットされているブライアン・コグマン。彼は本家ドラマの原作者・製作総指揮者であるジョージ・R・R・マーティンとともに、5つ目の企画を動かしているということだ。

コグマンは本家ドラマ開始当時に、ショーランナーであるデヴィッド・ベニオフとD・B・ワイスのアシスタントとして初参加。シーズン1から早くも脚本を手がけるようになり、現在までに最も多く脚本を執筆しているベニオフとワイスに次いで、3番目に担当エピソード数が多い脚本家となった。

マーティンは自身のブログで、「ベニオフとワイスが過去7シーズンにわたってウェスタロスの王だったとすれば、ブライアン・コグマンがドラゴンストーン城の王子だったことは間違いない」と、コグマンを高く評価している。物語世界を熟知していることでも知られ、前章企画を動かすのに打ってつけの人物と言えそうだ。

ちなみに、HBOで動いている複数の企画はいずれも、ストーリーなどの詳細は明らかになっていない。同局の番組編成責任者ケイシー・ブロイズによれば、最終的に一本の企画に絞られ、本家ドラマの終了後、少なくとも1年間は放送されないとのこと。本家ドラマ最終章の放送時期は未定だが、2018年後半または2019年と見られている。

なお、コグマンのほかにHBOと契約を交わした脚本家は、マックス・ボレンスタイン(『キングコング:髑髏島の巨神』)、ジェーン・ゴールドマン(『キングスマン』)、ブライアン・ヘルゲランド(『ミスティック・リバー』)、カーリー・レイ(『LEFTOVERS/残された世界』)の4人となっている。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ゲーム・オブ・スローンズ』
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