『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』ウディ・ハレルソン演じる大佐は悪役なのか?

高度な知能を得た猿たちの反乱、人類の文明崩壊、そして猿と人類の戦争という衝撃的なストーリーを描き、まさに全世界震撼の大反響を呼んだ『猿の惑星』シリーズ。地球の支配者が変わりゆく激動の歴史のうねりが、ついにクライマックスを迎える最新作『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』が10月13日(金)に公開される。この度、ウディ・ハレルソン演じる冷酷非道な大佐の真の姿が明らかになった。

悪役や過激さを持つ役柄を多く演じてきたウディはまさに"悪役の申し子"。その異名に相応しく、アメリカ各メディアでは「ウディが、かなり扱いにくい役で好演」、「ウディは目で見える以上に厚みのある役で脅威を与え、楽しませる」などと絶賛されている。

脚本家のマーク・ボンバックは、「大佐は、作品に登場する他の猿と同じぐらい説得力のある人にしたいと思った。人類を救う責任を負っている身だから、どんな行動でも許されると考えている」と明かす。人間の決意と絶望という危険な組み合わせで猿の王に立ち向かえるような人、特大サイズのカリスマ性のある役者が必要だと考え、今の時代の最も多才な主演俳優の一人ウディに頼ったのだ。

プロデューサーのピーター・チャーニンは「ウディが演じる大佐を見ると、彼は悪役ではなく、人間を救うため聖戦を戦っていると信じた男のように見える。彼はシーザーを称賛し、深く尊敬している、というのは、シーザーと同じく、彼も自分の魂の闇を見ているからだ」と大佐にもある想いがあることを語る。「大佐は簡単に悪い奴に見られるだろうが、私は、彼のことを人間が陥った最悪の時代に、偉大で絶対必要なことをやるように託されたと考えている人だと思っている」と明かすウディ。どんな戦争でも同じだが、自分が猿か人間かどちらの側についているかによって、彼に対する見方は変わると言う。悪役なのか、ヒーローなのかはその人の見方次第ということだ。

そんな人類を守るためには何事でもやる気でいる大佐の部下の一人プリーチャーを演じたガブリエル・チャバリアは、「プリーチャーは大佐に忠実なままだが、シーザーがあまりに人間的なために混乱している。シーザーは普通の猿とは違うし、この二人は結局、同じことを望んでいるかもしれないと思うようになる」と明かす。猿と人類の人間性をかけた"聖戦"の行方に益々期待が高まる!

『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』は10月13日(金)全国ロードショー。(海外ドラマNAVI)

Photo:『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』
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