今、明かされる真実とは?『ジム&アンディ』、11月17日(金)全世界同時配信決定

第74回ベネチア国際映画祭&第42回トロント国際映画祭オフィシャルセレクション作品『ジム&アンディ』が、Netflixにて11月17日(金)より全世界同時オンラインストリーミング開始となる。

1999年、絶大な人気を誇ったコメディアンのアンディ・カウフマンの伝記映画『マン・オン・ザ・ムーン』の主役を射止めたジム・キャリー。その撮影期間中、世界が知るジムの姿は消え、彼はカウフマンとカウフマンが作り出した不愉快な分身であるラウンジ歌手トニー・クリフトンに完全になり代わっていた。キャストもスタッフも"アンディ"または"トニー"と呼ぶほどの彼の演技は評論家からも高く評価され、本作でジムはゴールデン・グローブ賞主演男優賞を受賞した。

それから約20年が経った今、ジムが本作の撮影にあたっていかに没頭し、危険なまでにのめり込んでいったかを振り返ったのが本ドキュメンタリーだ。単なる回想やメイキングを語るだけにとどまらず、ジムという人物のアイデンティティや、役者論にもなっている。「子どもの頃にTVでアンディを観た時"わぁ、なんて個性的で特別な人なんだ。他の人たちとは違う"と思ったことを覚えている。そして、僕も人とは違っていたから、彼に自分を重ね合わせた。アンディをどうしても演じたかったのは、たぶん僕たちにたくさんの共通点があるからだろうね」と、当時『マスク』などの大ヒットで既にトップ俳優であったジムが、自らオーディションを受けてまで射止めたかった理由を振り返る。

本ドキュメンタリーのプロデューサーを務めたスパイク・ジョーンズ(『マルコヴィッチの穴』)は『マン・オン・ザ・ムーン』でジムが4カ月に渡り、アンディに扮したときのフッテージ映像がおよそ100時間分もあると聞き、その中に何か物語があるのではという考えに取り付かれていたという。クリス・スミス監督は「本作を撮るにあたっては、関係者全員に取材をしたいという衝動にも駆られました。しかし、当時の映像を見ていくにつれ、私の興味はジムと彼の思考のプロセスのみに絞られていきました。本作を単なるこの出来事のドキュメンタリーではなく、ジムとアンディ二人の人生を感情面から探求する出発点にしたかったのです」とも明かし、「"どこまでこの役にのめり込むか?"だけを考えていた」とジムが明かすほど演技を超えた深い表現に没頭していく彼の姿を予告編でも垣間見ることができる。

約20年の時を経て今、明かされる真実とは? Netflixオリジナルドキュメンタリー 『ジム&アンディ』、11月17日(金)全世界同時オンラインストリーミング。(海外ドラマNAVI)

Photo:Netflixオリジナルドキュメンタリー 『ジム&アンディ』