ケヴィン・スペイシーが解雇された『ハウス・オブ・カード』はこう終わる!?

未成年の少年へのセクハラ疑惑が持ち上がった主演のケヴィン・スペイシーが解雇されるなど、激震に見舞われているNetflixの人気の政治ドラマ『ハウス・オブ・カード 野望の階段』。シーズン6での終了が発表されていた同作の終わり方について、米Entertainment Weeklyが選択肢を挙げたのでご紹介しよう。

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選択肢1.番組を即刻キャンセルする
選択肢2.ケヴィンを続投させ、物語を完結させる
選択肢3.ケヴィン抜きで最終シーズンを撮影する
選択肢4.最終シーズンにケヴィンを少しだけ出演させて彼の部分を完結させ、残りは彼抜きで撮影する

このEntertainment Weeklyの記事が出た直後の11月3日(金)夜にNetflixは、「我々は『ハウス・オブ・カード』の製作においてケヴィン・スペイシーと袂を分かちます」と、主演俳優との別離を発表している。それを考慮すると、実現する可能性が高いのは3番目の選択肢だろう。一連の騒動が起きる数週間前に始まっていた最終シーズンの撮影は10月31日(火)より無期限延期となっているが、米Hollywood Reporterによれば、現在はシーズン6の脚本からケヴィン演じるキャラクター、フランク・アンダーウッドの描写を削っている最中とのことで、その作業が完了したのちに撮影が再開される見込みだという。実際、スタッフ・キャスト合わせて約300人が同作に関わっているため、即刻キャンセルという1番目のオプションを選択するのは難しいかもしれない。

アンソニー・ラップ(『スター・トレック:ディスカバリー』)が14歳当時、ひと回り年上のケヴィンから性的アプローチを受けたと訴えたのは10月30日(月)。その直後に、本作がシーズン6をもって終了することが発表された。米CNNによれば、『ハウス・オブ・カード』で現在あるいは過去に働いていたスタッフ数人からも、ケヴィンから性的アプローチを受けたという声が上がっているという。その報道を受けて、製作スタジオのMedia Rights Capitalは、遺憾の意を表明するとともに、被害を訴えるスタッフのために法律アドバイザーを用意したり、そうした訴えを受けて調査を行う意向も示している。

なおケヴィンは、『ハウス・オブ・カード』から締め出されただけでなく、Netflixで2018年リリース予定だった自身が主演・製作を務める映画『Gore(原題)』の製作の中止も決定。ケヴィンが演技のコツを伝授するオンライン講座「MasterClass」も打ち切られた。さらには所属事務所、広報とも袂を分かつことになったという。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ハウス・オブ・カード 野望の階段』
(C) David Giesbrecht / Netflix