『デッドウッド』リバイバル、2018年秋に製作開始か

西部開拓時代のアメリカを舞台に、ガンマンや無法者、娼婦たちが繰り広げる物語を描いた『デッドウッド ~銃とSEXとワイルドタウン』。今夏からリバイバル版製作の可能性が浮上していたが、来年秋の製作開始に向けて企画が本格的に動き始めたことが関係者の話で分かった。米TVLineが報じている。

そもそもリバイバル版の話が浮上したのは、TCA(TV批評家協会)の夏のプレスツアーで米HBOの番組編成局長ケイシー・ブロイズがこの企画について認めたことがきっかけだった。彼はこのことについて、「私が懸念していることの一つは「『デッドウッド』のファンとそうでない人たち、それぞれの立場に立てる脚本が作れるのか、ということです」とコメント。

続けて「私たちにとって理にかなった予算内で、かつ前と同じキャストでできるならば、リバイバル版を製作する可能性はあるでしょう」と語っている。このニュースを報じたTVLineによれば、放送局であるHBOは今回のリバイバル版についてコメントを控えているという。

トリクシー役のポーラ・マルコムソンも最近のインタビューの中で、復活版の可能性について「本当に起こると思っているの」と述べており、「いつもはこんなこと言わないのよ。普段は、こういうことについては誰よりもシニカルなんだから」と、本作への特別な思いを明かした。

2004年に放送がスタートした『デッドウッド』は、高額の製作費をかけたにも関わらず、わずか3シーズンで終了。昨年、映画・TVシリーズのデータベースサイト・IMDbのスコアを基に、マーケティングのデータサイトが発表した「ファンの評価は高かった短命ドラマランキング」では7位にランクインしており、シリーズの終了を残念に思うファンが多かったことが証明されていた。(海外ドラマNAVI)